SmartDrive Fleet 全国安全運転イベントへの思いを担当者に聞いてみた
2020年11月に開催され、43社882名の方にご参加いただいたSmartDrive Fleetの安全運転イベント。なぜこのイベントを実施しようと考えたのか?、最終的なゴールは?
イベント運営担当者へインタビューしました。
--まずは自己紹介をお願いできますか?
カスタマーサクセスチームに所属している島です。カスタマーサクセスチームとは、その名の通りSmartDrive Fleetを導入いただいているお客様の成功を支援するチームでして、例えば安全運転管理や業務効率化、売上向上など、お客様がお持ちの課題を解決するために必要な、活用支援などを行っています。
私はそのチームの中で、導入時や運用時の活用支援サポートを行いながら、SmartDrive Fleetの更なる活用に向けたイベント企画も担当しています。
--今回の「SmartDrive Fleet全国安全運転イベント」の企画も島さんですね。これはどういったイベントなのでしょうか。
安全運転イベントとは、イベント期間中にSmartDrive Fleetで算出される運転スコアの平均が80点以上になることを目指す、スコアチャレンジのイベントになります。
「運転スコア80点」を基準にした理由ですが、安全運転を推進するためには「急イベント(急操作)を減らす」という指標ももちろん大切ではあります。しかし、我々がSmartDrive Fleetで採用している運転スコアを基準にすることで、よりなめらかな運転を実践していただきたいという想いがあったからです。
運転スコアの判定は、「急操作の度合い(小/中/大)×急操作の頻度(単位距離あたり)※0.1〜0.25G未満に関しては微減点あり」で算出しています。もちろん急イベントを減らせば基本的には運転スコアは高まりますが、0.3G未満など加速度が少ない運転をしていくことで、より80点以上を目指せるようになっています。
つまり、急イベントの回数だけではなく、トータルでなめらかな運転になることを目指してほしい。そして、ドライバーさん自身にも安全運転を体感していただきたいと思い、今回のようなドライバーさん参加型のスコアチャレンジイベントを企画しました。
--ちなみにこのイベントは今回で2回目ですが、そもそもなぜこのイベントをやろうと思ったのか教えてください。
今回43社882名の方にご参加登録をいただきましたが、私がカスタマーサクセスとして関わっているお客様の中には、安全運転推進に課題をお持ちの企業様が多くいらっしゃいます。お客様が安全運転を実現するためには何が必要なのかを考えたときに、要素は3つあると思い至りました。
それが「会社全体としての安全風土の定着」、「定期的に安全運転管理を実施していくこと」、「ドライバーさん一人ひとりの安全運転意識の定着」です。
この3つをSmartDrive Fleetでどう実現するか考えていく中で、安全運転指導のコンサルティングをされているムジコ・クリエイトさんが仰っていた言葉を思い出しました。それが、「交通事故を完全になくすような特効薬は存在しない。続けることで徐々に効果が現れる “漢方薬”のようなやり方を心がける必要がある」というもの。(当時のインタビュー記事はこちら)
SmartDrive Fleetのような動態管理システムも、導入して終わりではなく定期的に活用していくことが重要だと仰っていましたので、その仕組みをつくりたいと考えました。
また、導入企業様への事例インタビューの中で、クラフティ様やOneUp様など、安全運転の度合いを社内でランキング化し定期的に公表しているという話を伺っていましたので、この取組みを全社的なものにできないかと思ったのがきっかけです。
さらに追加要素として、やはり普段ドライバーさんは”管理される側”という立場に置かれることが多いと思いますので、出来る限りドライバーさん自身に安全運転を楽しんでいただきたい、SmartDrive Fleetでの運転スコアを、ドライバーさん自身に還元する仕組みにしたいという思いがあり、イベントを開催することに至りました。
--今回のイベントでは入賞者の方には表彰を用意していると伺いました。
はい。表彰対象は2つありまして、一つは「企業賞」。運転スコアの平均が最も高かった上位3社に対して、表彰及びトロフィーを進呈いたします。もう一つが「ドライバー賞」です。こちらはイベント期間中に「80点以上かつ10日間以上走行がある」方を条件とし、上位30名の方に対して景品をご用意しています。
--参加されているお客様から何かフィードバックなどはありましたか?
まだイベント期間中なので具体的に声として頂いているものはありませんが、良かった点は、前年度参加頂いた企業様の90%くらいが今年も参加してくれたことです。第1回目のときに、「入賞したドライバーさんが喜んでた」「イベント期間中は点数をよく見ていたよ」「安全運転に楽しんで取り組んでくれてよかった」という声をいくつか頂戴しましたので、今回参加頂く企業様にも、同様に思って頂けると嬉しいなと思います。
--少し気が早いですが第3回、4回など、今後の予定があれば教えていただけますか?
最終目標は、安全運転推進をしている企業様の恒例行事というか、年間運用の中に弊社のイベントを組み込んでいただけるようにすることです。そのためにも、今年は秋だけの開催でしたが、今後は春秋の2回であったり、もう少し業種別に企業様ごとの立ち位置を示す等があってもいいのではないか、など色々と模索しています。
--今後の展開も楽しみですね。本日はありがとうございました。