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密閉された車内は安全か、危険か。新型コロナウイルス対策として今、できること

2020年1月から全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。現時点では(2020年2月27日)同ウイルスに有効な抗ウイルス薬がなく、対処療法がおこなわれています。
企業では、感染防止のために大型イベントの中止やテレワークの推進、時差通勤など、さまざまな対策が講じられています。国内のあちらこちらで感染者が確認され、感染経路が徐々にわからなくなりつつある現在、車を所有している企業はどのような車内対策が考えられるでしょうか。

密閉された車内は安全か、危険か。新型コロナウイルス対策として今、できること

3分でわかるSmartDrive Fleet

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SmartDrive Fleet導入実績

SmartDrive Fleet は、アルコールチェック記録をはじめ「安全運転管理・法令遵守・DX」3つの観点から業務で車両を利用する企業の様々な課題をワンストップで解決できるクラウド型車両管理サービスです。簡潔にサービス概要をご紹介しています。

コロナウイルスはどのように感染するのか

厚生労働省のサイトでは、次のように2つの感染方法が考えられると記されています。

(1) 飛沫感染
感染者のくしゃみ、咳、つばなどと一緒にウイルスが放出され、他者がそれを口や鼻から吸い込む場合。
例:屋内などでお互いの距離が十分に取れない状況で一定時間一緒にいるときなど。

(2) 接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえたあと、その手で周りのものに触れるとウイルスが付着します。そうしたものを他者が触り、その手で口や鼻を触ることで粘膜から感染する場合。
例:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

乗り物や屋内施設など、とくに密閉された空間は換気ができず、一気に広がる可能性が高いため、現段階では利用する際に注意が必要です。これは大型施設や公共交通機関だけでなく、一番身近にある車も同様です。
「車は不特定多数が利用するものではないから、そこまで神経質にならなくても大丈夫」「むしろ、車の方が安全ではないか」と思われるでしょうが、一つの車両を何人かの従業員で活用するケースやヒトや荷物の移動に車両を活用する企業も少なくはありません。念には念を。少しでもリスクを軽減し、安全と健康を守るためにも、今できる最大限の対策を行いましょう。

ウイルスは冬に強いってホント?

新型コロナウイルスだけでなく、冬は風邪やインフルエンザにかかる人が一気に増える季節。これは乾燥が原因の一つにあります。風邪もインフルエンザも、ウイルス感染によるものですが、夏場と違って冬場は大気が乾燥し、さらに暖房の使用によってより乾燥が強くなります。空気中の水分が少ないと、咳やくしゃみによる飛沫が遠くまで飛んでしまい、ウイルスも一緒に拡散してしまうのです。

一般的に寒冷・乾燥を好むとされているウイルスですが、1961年に発表されたG.J.ハーパーのウイルス生存実験によると、「温度は20度以上、湿度50~60%で空気中での感染力が下がる」とのこと。そのため、自宅でも車内でも、ある程度の温度と湿度を保つように心がけましょう。

感染予防のためにできること・基本編

厚生労働省をはじめ、各所で伝えられていますが、まずは石鹸やアルコール消毒液による手洗い・うがいを徹底しましょう。咳などの症状がある方は、飛沫感染を防ぐためにマスクは必須。また、咳やくしゃみをする際はティッシュやハンカチ、服の袖、肘の内側で鼻と口を押さえてください。

【出典】厚生労働省.「咳エチケット」.

車内であっても、何名かで相乗りする際はマスクを着用するとより安全です。

感染予防のためにできること・車内編

ここからは車内でできるウイルス対策や予防に役立つグッズをお教えします。押さえるべきポイントは除菌と湿度を保つこと。

ウイルス対策1「セルフでできる除菌と消毒」

飛沫感染を防ぐにはマスクが有効ですが、接触感染のリスクを低減するには今のところ除菌が有効だと言えるでしょう。車の運転をする際にアルコール除菌シートで拭く、除菌スプレーを吹きかける、置けるタイプの除菌用品を利用するなどが考えられます。

シートやスプレーで、ハンドル、シート、カーナビのボタン、ドアノブ、シフトノブ、各種操作ボタンなど、全体をくまなく拭き取りましょう。

シートタイプ

まずは一つ持っておきたい、除菌シート。ポケットやカバンに入れておけば、いつでもどんなシーンでもすぐに使うことができるのでとても便利です。手や顔用、ボックスタイプは車内に一つ置いておくのも良いでしょう。

スプレータイプ

除菌だけでなく、いや〜なにおいが発生した時にも使える消臭タイプだと、さまざまなシーンで活用できそう。昨今、安全性が高く、除菌・消臭・防腐効果が高い成分として注目されている安定化二酸化塩素タイプがおすすめ。

ウイルス対策2「加湿」

最近では後付けできる車専用の加湿器も提供されていますが、注意したいのがカビの発生とフロントガラスの曇りです。カビを発生させないためにも、結露した部分はすぐに拭き取ってください。

【出典】Amazon.co.jp.「CASALOMAYA| 加湿器 卓上 超音波式 コードレス 除菌 大容量 350mL」.

小型・軽量タイプであれば荷物にもならず、必要な時に使用できます。また、アロマタイプのものだと、気分転換やリフレッシュにも。

ウイルス対策3「車のプロに任せるウイルス対策」

各ディーラーでは、車専用のサービスが展開されています。車のプロならでは高精度なサービスを利用するのも一つの手です。

空間やモノに付着したウイルスや菌を除去するというクレベリン。たった15分で99%除菌・99%ウイルス除去できる「車両用クレベリン施工サービス」がディーラーで展開されています。ウイルスが気になる人はもちろん、車内のリフレッシュやニオイの除去にも有効。短時間で99%除菌・ウイルスの作用を99%抑制。洗浄が困難なシートや車室内をすみずみまで除菌してくれます。お値段はディーラーによって異なりますので、確認のうえでご予約を。

まとめ

今回は車内でできる新型コロナウイルス対策をご紹介しましたが、これらによって確実に予防できるものではありません。情報は常に更新されていますので、正しい情報と知識を得て、万全な対策を講じてください。

厚生労働省による最新情報(2020年2月27日)

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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