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法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

車やスタッフ一人ひとりの安全を守るために、そして願わぬ交通事故を防止するためにも、営業車にドライブレコーダーを装着する企業も増えてきました。

ドライブレコーダーには、ワンセグやカーナビなどたくさんの機能が搭載された「多機能型」から事故発生時のみ撮影する「衝撃感知型」、スマホと連携できる「Wi-Fi搭載型」、盗難防止に役立つ「駐車監視機能型」など様々な種類がありますが、最近はテレマティクスサービスを組み合わせた「通信型」に注目が集まっています。

今回は法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴とオススメの機種をご紹介します。

法人向け通信型ドライブレコーダーのメリットとオススメ機種5選

3分でわかるSmartDrive Fleet

3分でわかるSmartDrive Fleet

SmartDrive Fleet は、アルコールチェック記録をはじめ「安全運転管理・法令遵守・DX」3つの観点から業務で車両を利用する企業の様々な課題をワンストップで解決できるクラウド型車両管理サービスです。簡潔にサービス概要をご紹介しています。

法人向けの通信型ドライブレコーダーの特徴

通信型のドライブレコーダーはリアルタイムでの映像を記録するだけでなく、事故を分析・安全運転教育へとつなげる機能が充実しているため、次のようなメリットが得られます。

・事故を予防することができる
・リアルタイムな映像確認により動態管理も一緒に行える
・一人ひとりの運転スキルを把握し、的確な指導を行うことができる

一般的なドライブレコーダーは、事故が起きた時に原因を把握したり証拠として提出したりするために利用されることが多いのですが、通信型はリアルタイムで走行状況を取得できるのが大きな特徴です。今どこにいるのかという位置情報がわかるだけでなく、危険運転情報を取得したら警告を鳴らしてドライバーと管理者に伝え、未然に事故を防ぎます。危険挙動を含む1日の走行状況はデータとして蓄積し、解析技術によってドライバー人ひとりの運転の癖やヒヤリハットの多い場所を割り出すことができるので、適切な安全運転指導を実施できます。

つまり、通信型ドライブレコーダーの一番のメリットとは、事故後に証拠動画として提出する動画を記録できるだけでなく、カメラから得た車内外の情報とデータによって事故の防止や安全運転への意識向上を目指すことができるということです。法人における交通事故は、車単体の事故としてだけでなく、会社の社会的信用の問題や世間一般のイメージダウン、加えてお見舞い対応など多大なコストや手続きが発生します。法人の安全管理者においては、事故後の対応はもちろんですが、いかに事故を防ぐことができるかというのが大きな課題となっています。

安全運転指導は事故があった時にするのではなく、日常的に行うことで効果が変わります。取得した映像でドライバーの危険挙動を確認しながら「こういう場所は横からの急な飛び出しが多いと考えられるから、こう対応したらどうだろう」「長時間運転しているのでもっと休憩を多く取ろう」など、互いに認識を合わせながら指導を行うことができるでしょう。

ドライブレコーダーやデジタコを活用した安全運転指導については、ぜひ「運転診断から読み解く — 個々のドライバーの課題に応じた安全運転教育を」も参考にしてみてください。

車両管理・アルコールチェックの課題解決をSmartDrive Fleetがサポートいたします。以下から気軽にご相談ください。

通信型ドライブレコーダー5選

それでは、具体的にオススメのドライブレコーダーを見ていこうと思います。各社製品はそれぞれ強みの違いなどもありますので、そのあたりはニーズに応じて検討していただくのが良さそうですね。

■ユピテル「SmartDrive Fleet」

「事故が発生する前のヒヤリハットの映像を確認したい」「ドライブレコーダーを導入したのにあまり効果が見られない」「専門知識を持った運行管理者がいない」そんな悩みを持つ企業にオススメなのがの「SmartDrive Fleet」です。

GPS搭載なのでSmartDrive Fleet 上で地図を見ながら再生可能が可能です。場所と状況を同時に確認でき、急操作が発生した場所が明確になります。

また、急ブレーキや急加速などの急操作発生時に前後10秒が保存されるため、ピンポイントで映像を確認することができます。映像を探すコストを削減でき、高画質の超広角レンズにより1台のカメラで前後どちらも録画。車内・車外両方を記録することで、急操作発生時の状況を正確に把握できるため、どのような運転をしたことで急操作が起きたか明確になります。

安全運転への意識づけと運転スキルの向上、両方を高めるPDCAシステムで効果的に事故ゼロを目指したい企業にオススメです。

【主な機能】GPSによるリアルタイム位置情報把握、ヒヤリハット前後10秒の動画保存、車内外の映像を記録、300万がぞの高画質映像の記録

・公式URL:https://smartdrive-fleet.jp/lp/drive-recorder01

■ドコモ・システムズ「docoですcar safety」

出典 : docomo TMX-DM02A

無線通信サービス最大手NTTドコモのグループ会社・ドコモ・システムズは、高速かつ安定した通信ネットワークを活かして、「docoですcar safety」というサービスを提供しています。

一般的なドライブレコーダーはSDカードを挿入するものが多く、車が帰庫してから管理者が映像をチェックしなくてはなりません。「docoですcar safety」であれば、ドライブレコーダーとスマホ、どちらからでも高速LTE回線経由で危険運転の映像を即時に再生することができます。危険運転が見つかった時はインデックスをつけてクラウドにアップロード。数値とグラフでまとめられた運転診断レポートはインターネット経由で可視化されるため、ドライバー本人も客観的に自分の運転を確認できます。大雨や雪などで悪路の日も、管理者は事務所からリアルタイムで確認ができるので注意喚起を促したり、遅延時の到着時間目安も把握したりしやすくなります。日・月単位で、ドライバーや事業所ごとに運行や安全状況を集計表示する機能や、運転診断と危険挙動件数のランキング機能で安全管理をさらに強化。

ドライバーの運転習慣や意識が改善されることで、事故の減少に繋がることはもちろん、エコ運転の促進にも繋がるかもしれません。

【主な機能】日別/月別の運転診断レポート、車両管理レポート、運転診断、危険挙動一覧、運転サポート機能、危険挙動のドライバー通知機能など

・公式URL:https://www.docomo-sys.co.jp/products/doco-car/service/safety/

■UNYSIS(ユニシス)「無事故プログラムDR」

出典:無事故プログラムDR

次世代タクシーサービス「smartaxi®︎」やトラック遠隔システム、踏切監視サービスなど、技術を通して様々なサービス展開をしている日本ユニシスは、法事向けに「無事故プログラムDR」を提供しています。

車内・車外カメラが一体化したドライブレコーダーは、あらゆる「もしも」を想定された設計です。危険運転をリアルタイムで確認できるリアルタイム危険運転通知や危険運転データの閲覧のほか、アイドリングの時間や危険運転の回数といった運転データから安全・エコ運転度を分析。設定していた速度を超えたまま20秒間走行すると、速度超過と認識し記録が残ります。これによって不必要にスピードを出し過ぎるドライバーの設定値を厳しくするなどして早めに危険を回避します。車内カメラを設定すれば車内状況も把握できるため、わき見運転や居眠り運転、スマホ操作による危険運転を防止することもできます。

車内外で事故のもとになる要因を細かく分析して改善したいという場合に役立つドライブレコーダーです。

【主な機能】リアルタイム危険運転通知、速度超過記録・メール通知、安全/エコ運転分析、効果測定月次レポート、運行日報・運行経路、車両予約など

・公式URL:http://dr.unisys.co.jp/index.html

■ドライブ・カメラ「Samly(サムリー)」

出典:ドライブ・カメラ

タイプの違うドライブレコーダーや車内防犯カメラを販売している株式会社ドライブ・カメラが提供しているのは、通信型ドライブレコーダー「Samly(サムリー)」。

ハイビジョンWカメラには3G通信機能を搭載され、営業車からトラック、観光バスなど様々な業種に対応しています。防塵・防水・耐熱性になっているので、どんな天候・環境にも左右されることなくしっかり明確に録画ができます。「Samly」が取得した危険運転動画を閲覧するには、別途運輸業向け管理システムを販売しているタイガーの「WEBドラサービス」が必要です。

このシステムによって様々な運転状況をクラウド上で「重大な危険運転」「急減速」「急加速」「急ハンドル」「速度超過」など11種類の動画に自動分類するので、シーン別での安全運転教育が行えるようになります。また、衝突防止システムと連携させれば、前方車両との車間秒数が近い場合や衝突しそうな場合、車線を逸脱した場合など、様々な危険動画を抽出しつつ、警告音でドライバーに通告して未然に事故を防ぎます。赤外線LED搭載なので夜間の走行もしっかり録画。状況やシーンごとに細かく運転指導をしたい時に活躍してくれるでしょう。

【主な機能】IP67防水・防塵構造、赤外線LED搭載、危険時に警告する音声ガイダンス、危険運転の自動分類、ハザードマップ作成など

・公式URL:http://www.drive-camera.co.jp/item/samly/

■パイオニア「ビークルアシスト」

出典:ビークルアシスト

大手電機メーカーのパイオニアが2015年に提供を開始した、業務車両の運行管理・支援を目的としたクラウドサービス「ビークルアシスト」は、カーナビ、ドライブレコーダー、データロガーユニットなど、希望や用途に合わせて自在に選べるサービス。
シンプルな運用で事故を削減することが目的の通信型ドライブレコーダー「TMX-DM02-VA」は、鮮明な動画で運転状況をお知らせします。

事故は必ずしもドライバーのミスや注意不足が原因だとは限りません。信号を無視して急に飛び出してきた人を避けようと止むを得ず急ブレーキをかけた、なんてことも考えられるでしょう。このドライブレコーダーは、事故や危険運転が起きたプロセスからその瞬間までを十分に状況把握できるように記録し、原因や要因をしっかり分析できるようになっています。ドライバーが緊急通報ボタンを押せば、管理者には動画とともに通知メールが届き迅速な状況報告が行えるのもポイントです。また、連続2時間の電源オン状態を検知した場合、音声とテキストでドライバーに長時間運転を警告し、リアルタイムで過労からくる危険運転を事前に防止してくれる機能も。様々な観点からあらゆる事故の原因を潰す機能が満載。危険運転の内容は都度、音声で伝えられるので、ドライバーの学習度を高めたい時にぴったりかも。

【主な機能】動態管理、登録地点管理・送信、日報作成、集計レポート、危険挙動メール送信、車両予約、軌跡管理など

・公式URL:http://pioneer-carsolution.jp/cloud/tmx-dm02-va/

通信型ドライブレコーダーの活用で事故を防止しよう

運転歴が長くなってくると、「ちょっとくらいいいだろう」という過信から事故につながることは少なくはありません。また、新人のドライバーであれば、経験不足からくる自信のなさや操作ミスが事故の原因になりやすいことがわかっています。この世うに、ドライバーは個々に特性が違うものです。事故の防止の第一歩として、管理者はドライブレコーダー映像からドライバーの危険運転に気づき、共有することが安全運転意識を高めて行くのではないでしょうか。交通事故の削減に向け、今回紹介した通信型ドライブレコーダーを活用してみてくださいね。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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