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訪問医療における車両管理システムの活用事例-後編

前編に続き、訪問医療での車両管理システムの活用方法についてのインタビュー記事です。
クラウド車両管理システムを導入して、どのような効果があったのでしょうか?

訪問医療における車両管理システムの活用事例-後編

3分でわかるSmartDrive Fleet

3分でわかるSmartDrive Fleet
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3分でわかるSmartDrive Fleet
3分でわかるSmartDrive Fleet

SmartDrive Fleet導入実績

SmartDrive Fleet は、アルコールチェック記録をはじめ「安全運転管理・法令遵守・DX」3つの観点から業務で車両を利用する企業の様々な課題をワンストップで解決できるクラウド型車両管理サービスです。簡潔にサービス概要をご紹介しています。

導入してから生まれた効果

導入後はどのような効果がございましたか?

田中:「SmartDrive Fleet」の画面を見れば、移動中の車両がリアルタイムですぐわかりますので、「先生と看護師さんが後ろの席にいるから、今なら直接電話で連絡できるだろう」と瞬時に判断ができます。それが、導入してから一番ありがたいと思っていることです。

基本的には、車両一台につき、医師と看護師さん、事務スタッフ、サービススタッフが乗車します。オンコールの電話はすべて事務所で取りますが、その後、医師と看護師との連携をとる必要がある。しかし、診察中や患者さん宅にいるタイミングで電話をかけてしまうと、手を止めさせることになります。だからこそ、位置情報の見える化は、訪問診療に取っては非常に重要だと考えています。

黒永:スタッフがこのような認識を持っているのには、できる限り一日あたりの診療数を増やしたいという理由があってのことです。これは診療の効率化にもつながることですし、先ほどの最適な人員体制にもつながることです。

診療中に電話が鳴って医師が取らざると得なくなると、診察が中断されてしまいます。そうなると一件あたりの診察時間が余計にかかってしまいますし、医師が診察に集中できない状態を招いてしまう。医師が治療に専念できなければ治療の質を落とすことになりますので、タイミングを見計らうことが重要になるのです。

内勤のオペレーターは昼夜問わず、緊急性があるか、重要性があるか、人命が関わっているコールに多大な注意を払いながら対応しています。そのため、「SmartDrive Fleet」のようなツールを活用し、迅速かつ最適なシーンで連絡ができると、一日の限られた時間の中でより多くの患者さんを診療できるようになる。そのうえ、過剰な人員体制をとる必要もありません。「SmartDrive Fleet」がシームレスな連絡調整を可能とし、診療そのものの質も上がっている。この両輪が言えるんじゃないでしょうか。

田中:また、緊急時のオンコールと連動して、今・どこにいるのか、現在地を確認するときにも活用しています。クリニックに近づいていることがわかった場合、今のタイミングで緊急コールをお願いしたら、そのまま折り返して向かってもらえるかもしれないという判断が迅速にできますし。1分1秒が大事な医療業界において、非常に重宝しています。

患者さま、先生、スタッフ、すべての訪問医療に関わるみなさまのためにも、効率の良く運営するにはテクノロジーをどんどん活用していくべきだと思っています。自動化できる部分は自動化し、みなさんが本来の業務に注力すべきではないでしょうか。

黒永:そのためにも、「SmartDrive Fleet」は非常に有効です。もっと活用ができるよう、私たちもスキルを蓄えている最中ですが、現在の効果としては、スタッフを適正に配置し、効率的な運用ができていると感じています。医療という人命を担う職務において、最適な連携を図ることは何よりも重要なこと。どんなシーンでも、スピーディーかつシームレスな連携できる。それを実現できるのが「SmartDrive Fleet」です。

「SmartDrive Fleet」を利用する中で、「この機能は便利」というものについて教えてください。

田中:機能としては、リアルタイムでの現在地が正確に分かることが本当にありがたくて。 これは、以前起きた事例です。伊勢原市の隣にある秦野市でお看取りがあり、医師が派遣されましたが、そのお看取りが終わるか終わらないかぐらいの時間にもう1件、同市内でお看取りの連絡をいただいたのです。

急いで「SmartDrive Fleet」を起動させたら、まだその医師が秦野方面にいると分かったため、連絡をしてそのまま向かっていただきました。お看取りはご家族にとって非常に大事な時間でもありますので、簡単に電話を鳴らすことはできません。そうした場合にも、無駄な動きをすることなく2件目のお看取りに向かってもらうことができ、非常に感謝しました。

営業車であれば、「効率良く回れたことで、いつもより案件が1つ多く獲得できた」と評価されますが、訪問医療は人命に関わりますので、考え方が大きく異なりますね。

黒永:連絡を調整するタイミングに加え、スピーディーかつシームレスに連絡を取るべきだということは、全スタッフが重視していることです。

「SmartDrive Fleet」は現在、伊勢原と名古屋で導入しています。CUCが受け持っている114拠点への横展開するにあたり、すでに十分な効果が出ていますので、内部に留めず広げていきたいと思っています。これが診療の標準化として当たり前になれば、患者さんのためにもなりますので、CUCの外部の訪問診療の先生たちにもお伝えしたいですね。

SmartDrive Fleet」の活用で今後目指していきたいこと

「こんな機能がほしいな」とか「ここが使いづらい」など、「SmartDrive Fleet」に希望すること、期待することを教えていただけますか。

田中:訪問医療はその日その日によって、今日は誰が乗車し、どこへ訪問するのかが変わります。当日、A車には●●と▲▲が、B車には■■と★★が、というように誰がどの車両に乗っているか情報を可視化させることはできますか?

車両予約機能がありますので、誰がどの車両に乗るかを事前に登録することができます。

黒永:ここにドライバーという項目がありますが、今は未設定ですね。ここに、誰が乗っているかを登録できればいいのですが。

ドライバーの設定が完了しましたら、車両予約のボタンから「新規予約」を選んでください。 ここでは、Googleカレンダーに登録するようなイメージで、時間の登録ができます。

黒永:今後、ぜひ活用したいのが運転診断の機能。訪問診療の車両にとって、安全運転は大事なことです。事故が起きると、診療が止まる。診療が止まると、患者さんの命に影響を及ぼすことになる。だからこそ安全運転を徹底する必要性がありますし、意識を高めていきたいです。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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