事故時に活躍するGPS搭載型のドライブレコーダー9選
交通事故にあった時のためにドライブレコーダーを設置している人も今では珍しくなくなりました。近年発売されている商品は、運転中の光景を録画できるのはもちろん、時間や位置情報を含めた情報を正確に記録してくれるものが多いです。GPSを搭載したドライブレコーダーはまさにその典型的なモデルでしょう。
これからドライブレコーダーを購入する方にとって、「GPSって搭載していた方が良いの?」と迷うこともあるはず。今回は「GPS」をテーマとして取り上げ、その機能が活用されているドライブレコーダーを紹介します。自分の予算や目的に合わせて、最適な商品を選ぶための参考にしてください。
SmartDriveドライブレコーダーのご紹介
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目次
そもそも「GPS」って何?
GPSとは、グローバル・ポジショニング・システム(英語:Global Positioning System)の略称であり、宇宙を漂う衛星を活用して現在位置を把握するシステムのことを指しています。1990年代に入るとGPSの技術が急速に進化したため、今ではカーナビやスマートフォンなどにも搭載され、その位置情報がデバイスのアプリケーションに反映されるようになりました。
たとえばスマートフォンの地図アプリとして有名な「Google Maps」には、ナビゲーションのような機能が搭載されているため道に迷うことも少なくスムーズに目的地に辿り着くこともできます。
それでは、ドライブレコーダーにGPSを搭載するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
車両管理・アルコールチェックの課題解決をSmartDrive Fleetがサポートいたします。以下から気軽にご相談ください。
GPS搭載型のドライブレコーダーの特徴
GPSの主な役割として以下の4点があります。
- 車の位置情報を取得できる
- 車の走行ルートや速度を記録することができる
- 映像と地図を連動できる
- 日時の設定が自動的に設定できる
日時の記録は事故時の証拠としても重要
「どの機能もカーナビがあるからいらない」と思われるかもしれませんが、撮影した動画と地図を連動させることは事故が起きた際に重要な記録となりますし、正確な日時が設定されていなければ証拠としては不十分です。
特に日時の設定については、安価なドライブレコーダーを購入すればズレてしまう場合があります。電源を切った後に工場出荷状態に戻ってしまう可能性もあり、まったく違う日時で記録していることもあるため注意が必要です。
もし日時の設定が間違って記録されていた場合には、交差点における事故の際に証拠として信頼性が落ちる可能性があります。特に信号機の点灯状況は警察側で切り替わりの時刻をしっかり把握しているため、「交差点で衝突した時、相手が赤信号を無視して直進してきた」と主張しても記録した時間との誤差があれば、信頼性に欠けるでしょう。
事故時の状況を把握する材料になる
GPSの強みとなる「位置情報」と「走行ルート」の記録に関しては、たとえば後になってどの道を走ったのか思い出す時に役に立ちます。映像と地図が連動していれば、それぞれの道における周囲の状況やどんな施設があったのか分かりますし、その時間帯の混み具合まで把握することができます。
衝突事故などが起きた場合、誰でも冷静な説明ができない状態に陥る可能性があるため、動画を警察へ提出する時に「どの場所で」「どんな状況で」事故が起こったのかを、映像を通して正確に伝えることができるはずです。
正しく言えることは「データはあるだけあった方が良い」ということです。近年のドライブレコーダーは単に映像を記録するだけでなく、GPSやG(加速度)センサーなどを駆使して事故の精細な情報を集めてくれます。これらのデータは、交渉時において有利に働くことは間違いないため、GPS搭載モデルはメリットが多いといえるでしょう。
GPS内蔵型のドライブレコーダー
1 . HDR-352GHP(コムテック)
・画素数:200万画素(CMOS)
・参考価格:¥22,800(Amazon)
・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/hdr352ghp.html
・Amazon:https://amzn.to/2KqJau2
HDR-352GHPはGPSを内蔵しており、記録した映像と音声、速度の記録、Gセンサーなどの情報を専用のソフトで確認することができます。
GPSを搭載していることにより、自動車の走行速度や位置情報を記録できることはもちろんのこと、日時情報を自動で設定・補正を行うため、余計な手間が省けてとても便利。別売りのレーダー探知機にはOBDⅡを搭載しているため、本体と接続すればGPSが途中で切れたとしても、引き続き走行速度を記録してくれるので安心です。
【主な機能】駐車監視機能、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化WDR/HDR搭載、LED信号機対応
2. DRV-630(ケンウッド)
・画素数:400万画素(CMOS)
・参考価格:¥25,800(Amazon)
・公式URL:http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_630/
・Amazon:https://amzn.to/2IYDCno
DRV-610に搭載するGPSは、「速度・高度・緯度」などの情報を撮影と同時に記録してくれます。パソコン画面で走行記録を表示することも可能です。
【主な機能】駐車録画機能(オプション対応)、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、LED信号機対応
3. DRY-ST3000P(ユピテル)
・画素数:300万画素
・参考価格:¥10,980(Amazon)
・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-st3000c/
・Amazon:https://amzn.to/2IqhGCm
DRY-ST3000Pは値段も安価で気軽に購入することができ、もちろんGPS内蔵型なので、映像と共に「位置・日時・速度情報」などを同時に記録することができます。ユピテルの製品は駐車監視機能が充実しており、人が動いている状態を検知する「動体検知記録」も搭載しているため、いたずらや車上荒らしにも対応が可能です。
【主な機能】駐車録画機能(オプション対応)、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載
4. DRY-WiFiV3c(ユピテル)
・画素数:300万画素(CMOS)
・参考価格:¥13,980(Amazon)
・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-wifiv3c/
・Amazon:https://amzn.to/2KnAUL7
DRY-WiFiV3cは、無線LAN接続が可能な「スマートフォン連動型」のドライブレコーダー。手元の携帯デバイスから動画の確認や録画の設定が行えるため、小さいボディの中に充実した機能が満載です。画面はスマートフォンをメインに使用することから、本体に大きな液晶画面を取り付ける必要がなく、コンパクトなドライブレコーダーとして人気を集めています。
【主な機能】駐車録画機能(オプション対応)、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、無線LAN搭載
5 . CA-XDR72GD(パナソニック)
・画素数:408万画素(CMOS)
・参考価格:¥23,460(Amazon)
・公式URL:https://panasonic.jp/car/navi/products/XDR72GD/
・Amazon:https://amzn.to/2Kn5TXT
CA-XDR72GDは、GPSを内蔵していることはもちろんのこと、地デジやETCのノイズ対策も行っているため、他の機器と電波干渉せずに鮮明な撮影ができるドライブレコーダーです。
車内温度も-10~70℃まで対応できることから、夏場の猛暑や冬場の寒さでも環境に左右されることなくスムーズに録画。また、LED信号機にも対応しているため、交差点などで事故を起こした場合も、信号機の点滅状態をしっかり記録してくれます。
【主な機能】GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、ノイズ対策済み、LED信号機に対応
6. DVR-C01W(アルパイン)
・画素数:フロントカメラ(200万画素)、ルームカメラ(100万画素)
・参考価格:¥28,315(Amazon)
・公式URL:https://www.alpine.co.jp/products/d-recorder/DVR-C01W
・Amazon:https://amzn.to/2IqeiHF
カーオーディオ、カーナビ関連の事業展開を行っている「アルパイン(ALPINE)」では、2WAYカメラ付きのドライブレコーダーであるDVR-C01Wを販売しています。ルームカメラは車内の撮影が可能なため、旅の思い出を記録する商品としてピッタリです。GPSの受信状態もLEDランプでお知らせしてくれるため、位置情報の取得が途切れていないか目視で確認することができます。
【主な機能】駐車モード機能搭載、GPS内蔵、G(加速度)センサー搭載、ルームカメラ内蔵、LED信号機に対応
GPS受信機を後付けするタイプのドライブレコーダー
1. CSD-610FHR(セルスター)
・画素数:200万画素(CMOS)
・参考価格:¥21,500(Amazon)
・公式URL:http://www.cellstar.co.jp/products/recorder/csd/csd-610fhr.html
・Amazon:https://amzn.to/2ILMMTO
CSD-610FHRは本体とフロントカメラが分かれている「セパレートタイプ」のドライブレコーダーのため、フロントガラスやダッシュボード、リヤ側にもカメラの設置が可能です。
レーダー探知機が別売りのオプションとなり、GPSだけでなくOBDⅡも搭載。精度の高い走行データを取得することができます。セルスターのドライブレコーダーは、車内に設置する地デジのテレビと電波干渉しないよう設計されているため、画面が頻繁に乱れることがありません。また安心の日本製なので充実したアフターサポートを受けることができます。
【主な機能】GPS・OBDⅡ内蔵レーダー探知機(別売り)、G(加速度)センサー搭載、電波干渉対策済み、映像鮮明化HDR搭載
2. GS-D11-16G(パパゴ)
・画素数:300万画素(CMOS)
・参考価格:¥11,800(Amazon)
・公式URL:http://www.papago.co.jp/Product/product_d11.html
・Amazon:https://amzn.to/2ILNiRK
GS-D11-16GはGPSが内蔵していませんが、オプションでアンテナを購入することができます。GPSアンテナを車内に設置すれば、「速度・緯度経度・日時」などの情報を自動で記録してくれます。
【主な機能】GPSアンテナ(別売り)、G(加速度)センサー搭載、映像鮮明化HDR搭載、LED信号機に対応
3. ND-DVR1(パイオニア)
・画素数:207万画素(CMOS)
・参考価格:¥16,099(Amazon)
・公式URL:http://pioneer.jp/carrozzeria/system_up/recorder/nd-dvr1/
・Amazon:https://amzn.to/31DNMSK
ND-DVR1は、カーナビ側のGPSと連動するカタチで「日時・緯度経度・速度・方位角」を自動で記録し、重要なデータを逃しません。
パイオニアは、カーエレクトロニクス分野で信頼性の高い商品を数多く開発しており、充実したラインナップを誇っているため、ドライブレコーダーとの連携により精度の高い撮影が可能となります。カメラも小型で目立つこともなく、フロントやリヤガラスに設置しても視界の妨げになることはありません。
【主な機能】G(加速度)センサー搭載、自社カーナビとの連携が可能、映像鮮明化WDR搭載
法人向けドライブレコーダーご紹介記事はこちらからご確認いただけます。
■商品別一覧表(2017年10月29日現在)
メーカー | 商品名 | 画素数 | 参考価格(Amazon) |
コムテック | HDR-352GHP | 200万画素CMOS | ¥22,800 |
ケンウッド | DRV-630 | 400万画素CMOS | ¥25,800 |
ユピテル | DRY-ST3000P | 300万画素CMOS | ¥10,980 |
ユピテル | DRY-WiFiV3c | 300万画素CMOS | ¥13,980 |
パナソニック | CA-XDR72GD | 408万画素CMOS | ¥23,460 |
アルパイン | DVR-C01W | フロント200万画素ルーム100万画素 | ¥28,315 |
セルスター | CSD-610FHR | 200万画素CMOS | ¥21,500 |
パパゴ | GS-D11-16G | 300万画素CMOS | ¥11,800 |
パイオニア | ND-DVR1 | 207万画素CMOS | ¥16,099 |
海外製のドライブレコーダーは、GPSがオプション対応になっている商品も多いです。購入する前にドライブレコーダーの仕様説明に目を通し、GPSが内蔵しているか確認しておきましょう。安く手に入ったからといって、位置情報や走行軌跡が記録されていなければ、色々と不便を感じることもあるはずです。
交通事故は今までドライバーの証言に頼ってばかりいましたが、現在はドライブレコーダーを活用することで自分が不利にならないようなデータを集めておくこともできます。GPSに限らず最新の機能などもチェックしながら、自分にあったものを見つけてみてください。