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ドライブレコーダーの選び方ーー人気ランキング&おすすめ製品ガイド

タクシーやバス、トラックといった業務用途で採用が始まったドライブレコーダーですが、最近では値段が下がってきたこともあり、一般のユーザーが自家用車に取り付けるということも増えています。
また、ドライブレコーダーの動画や画像がテレビのニュースで流れることも多くなってきましたし、YouTubeなどの動画共有サイトで録画された動画を目にすることも増えてきました。

そもそもドライブレコーダーを取り付けることにどんなメリットがあるのか、そして実際にどんな機種が売れているのか。今回はドライブレコーダーの機能や選ぶ際のポイント、用途別のおすすめ機種などをご紹介いたします。

ドライブレコーダーの選び方ーー人気ランキング&おすすめ製品ガイド

3分でわかるSmartDrive Fleet

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SmartDrive Fleet導入実績

SmartDrive Fleet は、アルコールチェック記録をはじめ「安全運転管理・法令遵守・DX」3つの観点から業務で車両を利用する企業の様々な課題をワンストップで解決できるクラウド型車両管理サービスです。簡潔にサービス概要をご紹介しています。

ドライブレコーダーの機能やメリット

ドライブレコーダーは、映像や音声、静止画といった形で運転の様子を記録してくれる道具のことです。詳しくは後述しますが、GPS機能を搭載した機種などでは車の位置や速度といったデータまで取得できます。

取り付けるメリットの1つが、事故の時の動かぬ証拠になること。いざ事故が発生した際に気が動転して、その時の状況を詳細に説明することができないかもしれません。また、当事者同士で言い分が異なる可能性もあります。そんな時にドライブレコーダーを搭載していれば、どちらの主張が正しいかはっきりさせることができるのです。

ドライブレコーダーを取り付けることによって、自分の運転が常に記録されていることを意識させられるために、安全意識が高まるということもあります。自分が安全義務を怠ったこともきっちり記録されるのですから、言い逃れもできません。

これはタクシーやトラックなどの業務車両にドライブレコーダーを取り付ける目的の1つです。

一方で、交通事故防止や事故が起こった時のためだけではなくドライブレコーダーをドライブ旅行やサーキット走行の記録用として使うという用途もあります。

GPSを搭載したドライブレコーダーを選べば、ドライブ映像と地図を見比べて楽しむことも可能です。また、サーキットなどのクローズドコースでの走行の記録用として利用する人も。GPSが受信できれば速度情報も記録されますので、あとから自分の走行を振り返ることも可能です。

ドライブレコーダー選びの8つのポイント

では、ドライブレコーダーはどのような基準で選べば良いのでしょうか。ここからはドライブレコーダーを選ぶ際のチェックポイントを説明していきます。

1. ドライブレコーダーの画質を左右する解像度

ドライブレコーダーの画質は解像度に依存します。ドライブレコーダーが出回った当初はVGA(640×480ピクセル)画質でしたが、正直VGAでは車の形はわかっても自動車のナンバーを識別することは困難でした。当て逃げされた場合などで、加害車両のナンバーを読み取るためには、最低でもフルハイビジョン画質(1920×1024ピクセル)のものを選ぶのがベターです。

最新のモデルでは、フルハイビジョン画質を越える2304×1296ピクセルや2560×1080ピクセルの物も登場してきています。とはいえ当然解像度が高ければ高いほど価格は上がりますので、用途に合わせて選んでみてください。

2. 逆光補正機能、夜間走行での感度

人の目では自動で調節することができる逆光や、夜間の暗い状況での撮影はカメラにとって厳しい条件です。

しかし、最近の機種ではHDR(ハイダイナミックレンジ合成)やWDR(ワイドダイナミックレンジ)と呼ばれる機能をもつドライブレコーダーがあります。暗い部分に適した露出と明るい部分に適した露出の2枚の写真を合成して、逆光による白飛びや黒飛びをおさえる処理ができるのです。もちろん1フレームを作成する時間で2枚の映像を取得することになるので、高い処理能力が必要になり、価格にも関わってきます。

そして、夜間の撮影感度も重要なチェックポイントです。夜間はどうしても暗いため、十分な感度を持っていないドライブレコーダーの場合、夜間の撮影ではフレームレートが落ちたり暗い絵になったりすることがあります。

夜間走行が多い方は、ドライブレコーダーの感度にも注意してみましょう。

3. フレームレートは動画のなめらかさを決める

カメラの性能にとってもう一つの重要なポイントは「フレームレート」です。

フレームレートとは、1秒間に何枚の画像を撮影できるかを示したものです。30fpsでは、1秒間に30枚の画像を撮影して動画にしている、といった具合です。たとえば、時速60kmで走っている自動車は1秒間に約17mも進みます。フレームレートが高ければ高いほど、1秒間に取得する画像が多くなるので、決定的な瞬間を逃しにくくなります。

加えてフレームレートをチェックする際には、LED信号との相性も頭に入れておくといいでしょう。

LEDは肉眼では認識できませんが、ものすごく短い周期で点灯と消灯を繰り返しています。この消灯のタイミングがドライブレコーダーの撮影のタイミングと合致してしまうと、信号機が消えているような動画が撮影されてしまうのです。

たとえば、30fpsのフレームレートのドライブレコーダーは、関西圏の電力周波数のLED信号機では120Hzの周期となり、撮影周期がぴったりと合うと信号の点灯が全くカメラに写らないということが発生します。

それを避けるために、29.97fpsや、27.5fpsを採用しているドライブレコーダーも販売されています。

4.  画角(撮影できる範囲)

ドライブレコーダーの画角は、ドライブレコーダー1台でどれだけの範囲の撮影が可能かを示しています。もちろん画角が広いほど広い範囲をカバーして撮影することができますが、その多くの対象物が映るため、拡大しても詳細な画像が得られなかったり、画像が歪む可能性がありますので注意が必要です。

5.  速度や走行軌跡を測定できるGPS機能

GPS受信機を搭載したドライブレコーダーでは、自分の車の正確な位置や、スピード、そして、正確な時間がGPSから取得できます。ドライブ記録として、位置データと動画を保存しておくこともできるので、より本格的にドライブを楽しみたい方にはおすすめです。

6. いざというときの補助電源

事故が発生した際に、衝撃で電源の供給が絶たれる場合があります。そんなときにバックアップの電源があれば、電源が断たれてもしばらくの間は撮影が可能です。非常用電源は、バッテリーを搭載しているものと、スーパーキャパシタを使って電力を蓄えておくものがあります。

7. 設置に必要なモニター

ドライブレコーダーを設置する際には、どの範囲が映っているのか確認するためのモニターが搭載されたモデルだと設置が非常に簡単です。しかし、モニターが搭載されたモデルは本体がどうしても大きくなりがちなので、車種によってはドライブレコーダーを取り付けたことにより視界が制限される場合があります。

最近のドライブレコーダーでは、Wi-Fiを使って映像をスマートフォンに送信することができるものもあります。手持ちのスマートフォンに映像を送ることができればモニターが必要なくなる分本体を小さくできるので、便利です。

8. 衝撃やGの検知

衝撃や強いGを検知した際に撮影が行われる物や、ボタンなどを押した瞬間からさかのぼった数分間を記録してくれる物もあります。また、Gセンサーを使用した駐車時の監視が可能な機種も登場しています。

最近では、常に録画が行われる常時録画が主流ですが、衝撃や強いGを受けた際の記録に対して上書きを禁止する機能を持っている物なども。このような機能があれば、決定的瞬間を日常の動画で上書きされなくなります。

人気のドライブレコーダーランキングTOP10

ざっとドライブレコーダーの機能や選ぶ際のポイントを紹介してきましたが、それでは実際どんなものが特に人気なのか、気になるのではないでしょうか?

実際に多くの支持を集めているドライブレコーダー10個を、ランキング形式で紹介してみたいと思います。

(*今回のランキングは2016年12月の価格.comのドライブレコーダー 人気売れ筋ランキングを参考にしています。)

1位 ケンウッド DRV-610

商品公式サイト Amazonサイト

2016年モデルのDRV-610は、2.7インチの大型モニター搭載、2枚のmicroSDカードスロットに対応したダブルカードスロット、フルハイビジョン(1920×1080)を超える3M(2304×1296)の高解像度の動画が撮影可能なことに加えて、WDRを採用で明暗差の大きな状況でも確実な画像を取得可能なドライブレコーダーです。

2位 ケンウッド DRV-325

商品公式サイト Amazonサイト

フルハイビジョン(1920×1080)の詳細画像の撮影とHDRに対応しています。バッテリー搭載で駐車時監視も可能。GPS、LED信号機対応もばっちりな2.0インチ液晶搭載のコンパクトなモデルです。

3位ユピテル DRY-WiFiV3c

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フルハイビジョン(1920×1080)の詳細画像の撮影とHDRに対応。薄型横長の筐体デザインで、視界にドライブレコーダーが入り込むことを防ぎます。またWi-Fi機能によってスマートフォンで動画の確認やダウンロードが可能。小型ながら、1.5インチモニターも本体に装備しています。

4位ユピテル DRY-mini1XII

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720P(1280×720)の動画撮影に対応した小型モデル。1.4型TFT液晶も装備して1万円を大きく下回る価格で購入可能なので、ドライブレコーダー入門にはもってこいです。

5位 コムテック HDR-251GH

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フルハイビジョン(1920×1080)撮影、2.8インチの大型モニター搭載を搭載しながらコンパクトなデザインが特徴。WDRやLED信号対応、GPSも搭載。同社のレーダー探知機と連携できる点もポイントです。

6位 ケンウッド DRV-320

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人気2位のDRV-325と全く同じ性能で、同梱されているmicroSDカードが8GBとなり(DRV-325は32GB)価格を抑えたモデル。

7位 ユピテル DRV-V2

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DRY-WiFiV3cのシンプルモデル。DRY-WiFiV3cからWi-Fi機能とGPS搭載を取り除いた構成のモデルになっています。1万円前後で購入できるのが大きな魅力で、そこまで多くの機能を求めていない方にはピッタリです。

8位 Pioneer ND-DVR1

商品公式サイト Amazonサイト

同社のカーナビゲーションシステム「楽ナビ」と連携できることが特徴。カメラ部と本体部が分離しており、カメラ部分が非常にコンパクトです。画質もフルハイビジョン、WDR、駐車時の監視にも対応しています。

9位トランセンド DrivePro200

商品公式サイト Amazonサイト

フルハイビジョン対応の画質とガラスレンズを使用した明るいレンズによる夜間などの暗所に強く、160°のワイドアングル撮影に対応、Wi-Fi機能搭載で、スマートフォンで動画を確認可能と高性能ながら1万円程度で購入可能です。

10位PAPAGO! GoSafe130

商品公式サイト Amazonサイト

フルハイビジョン、HDR対応F2.0の明るいレンズで、高画質な動画撮影が可能。独自の機能として、交通標識の読み取り機能や駐車時のタイムラプス動画の撮影や、動体検知による録画機能を備えています。

用途別おすすめ商品

最後に参考がてら、「このような用途の人には、こんなものを検討してみては?」という形で用途に応じたドライブレコーダーの選び方をもう少し具体的に紹介してみましょう。

1. こだわりがあまりなく、事故の時の証拠として記録できればいい人

ドライブレコーダーにあまりこだわりがなく、万が一事故が起こったときの記録程度で良いからできるだけ費用を抑えたい。そんな方にはシンプルで低価格なモデルが良いでしょう。

具体的にはGPSや駐車監視、Wi-Fiなどを省いたモデルや、解像度をフルハイビジョンではなく720Pなどにすると安く購入することが可能になります。例えば7位のDRV-V2 のように、ハイスペックのモデルからいくつかの機能を差し引くことでコストを抑えたモデルなどをチェックしてみてはいかがでしょうか?

2.とにかく、車に対するリスクを回避したい

運転にそこまで自信がない方や、周辺の交通量や交通事故の量が多く不安な方、もしくは暗い時間に運転することが多い方などで、とにかく車に対するリスクを回避したいと考えられている方は、フルハイビジョン以上の高解像度の画像を撮影できる物や、駐車時にも録画監視できるモデルを選ぶのが良いでしょう。

また、前車発進警告や、車線逸脱防止の警告、交通標識の読み取り機能などもリスク低減には貢献しそうです。

3. ドライブレコーダーで思い出を残したい

ドライブレコーダーで、ドライブ旅行などの思い出を残したい、動画をSNSや動画共有サイトにアップしたいと考えられている方には、高画質録画が可能で、GPSを搭載しているモデルがおすすめです。GPSの記録と動画を同期させることによってドライブ動画が楽しくなるでしょう。

くわえて、Wi-Fi機能があれば、SDカードを取り出すことなく動画をダウンロードしてそのまま、SNSや動画共有サイトにアップロードすることが可能です。

最近のドライブレコーダーを紹介

ドライブレコーダーは、高画質での動画撮影は当たり前になってきており、さまざまな付加機能を持たせることによって各メーカーは差別化を図ろうとしています。

たとえば駐車時の監視機能などは各メーカーで力を入れているところであり、本体にバッテリー搭載しているものやオプションで高容量バッテリーを用意するメーカー、常時電源接続ケーブルを発売するメーカーもあります。

また、ドライブレコーダーのカメラを利用した「前車発進警告」や「車線逸脱警告」、「交通標識読み取り」などの機能を持たせた物もありますが、いずれも簡易的な機能なので、実用的に利用できるのは、まだまだこれからといった感じです。

ナビゲーションシステムと融合

1つ具体的な例を出すと、ドライブレコーダーをナビゲーションシステムなどと融合させる製品を開発しているのがPioneerです。サイバーナビ マルチドライブアシストユニットがそれにあたります。

マルチドライブアシストユニットはフロントカメラによって、リスクを事前に知らせてくれる機能を持っています。例えば、前の車に接近しすぎた場合であるとか、右折時に先行車につられて交差点に進入した際の直進車接近の警報などを行ってくれるのです。

万が一駐車中にトラブルが発生した場合には、所有者にメールで状況を通知したり、事故が発生した場合に家族や知人に事故をメールで知らせる機能などを搭載しています。

簡易的なドライブレコーダーとしては、ダッシュボードに取り付ける簡易型ナビゲーションシステムにドライブレコーダーを搭載した物や、スマートフォンのカメラをドライブレコーダー代わりに利用するアプリなども登場してきており、ドライブレコーダーと言ってもその選択肢は増えてきているのが現状です。

2つのレンズで前方と車中を同時録画

ドライブレコーダーを選ぶ際のポイントとして画角(撮影できる範囲)を紹介しましたが、サンコーが2017年2月に発売したデュアルレンズドライブレコーダーは、その名の通り2つのレンズを備えており、前方と車内が同時に録画できるというユニークな製品です。

前方だけでなく車中の様子が録画されていることは、万が一事故が起こった時に役に立つかもしれませんね(= 安全運転をしている証拠として)。2台分のカメラの様子は左右に分割されるので、データを自分で編集する必要はありません。

使用用途に合わせて適切なドライブレコーダーを

Photo credit: brizzle born and bred

ここまで紹介してきたように現在、さまざまな種類のドライブレコーダーが販売されていますし、今後もその流れは続いていくでしょう。

膨大な機種の中から自分にぴったりの物を効率的に選ぶためには、ドライブレコーダーでできることを押さえると同時に、何のために必要なのか、何をしたいのかを明確にしてみましょう。自分が重視するのは、画質なのか、それともその他の機能なのか。それによってベストな選択肢は当然変わってきます。

今回の記事も参考に、ご自身にあったドライブレコーダーを見つけてみてください。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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