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【2019年最新版】法人向けドライブレコーダーおすすめ5選

万が一の事故や交通トラブルに巻き込まれた時など、事故前後の状況を映像として記録し、証拠として残せるドライブレコーダーは、事業用自動車のみならず一般の自家用車にも装着が急速に普及しています。

普及拡大の背景にあるのは、2017年6月、あおり運転がきっかけで起きた東名高速道路死亡事故。当初、被害者の車にはドライブレコーダーは装着されていなかったため、事故発生直前に付近を通過したトラックなどドライブレコーダー装着車の映像をもとに捜査が進められました。

通常のドライブレコーダーであれば前方の映像は記録できますが、後方から受ける過度なパッシングなどの「あおり」行為は、後方カメラを装着しないと記録に残すことが困難です。そのため、現在ではこの事故をきっかけに、前後撮影できるタイプが現在の売れ筋商品となり、トレンドにもなっています。

今回は、こうした事故の傾向をもとに、安全を守りつつ事故を防ぐための社用車に装着するドライブレコーダー選びのポイント、そして最新機能を備えた社用車にオススメのドライブレコーダーをご紹介します。

【2019年最新版】法人向けドライブレコーダーおすすめ5選

3分でわかるSmartDrive Fleet

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SmartDrive Fleet は、アルコールチェック記録をはじめ「安全運転管理・法令遵守・DX」3つの観点から業務で車両を利用する企業の様々な課題をワンストップで解決できるクラウド型車両管理サービスです。簡潔にサービス概要をご紹介しています。

社用車が選ぶべきドライブレコーダー3つのポイント

新たにドライブレコーダーを装着する、または取り替えを検討されている法人の方に向けて、営業車や商用車が選ぶべきドライブレコーダーのポイントをお伝えします。

ポイント① 高画質は必須!200万画素フルHD以上で

事故や交通トラブルの際の証拠映像となるドライブレコーダーの映像が不鮮明だと、ドライブレコーダーを取り付けてもその効果が軽減します。相手の車のナンバーが読み取れるかどうかをポイントに考えると、200万画素以上のフルHD以上のスペックが必須条件です。

ポイント② LED信号に対応したドライブレコーダー

LED信号機は点灯しているように見えますが、実際は高速で点滅を繰り返しています。日本には2種類の周波数があり、東日本エリアの50ヘルツエリアでは100回/秒、西日本エリアの60ヘルツエリアでは120回/秒と高速で点滅させることで点灯しているよう見せているのがLED信号機です。

ドライブレコーダーには30コマ/秒の製品があります。これは東日本エリアでは問題ありませんが、西日本エリアでは信号機が120回/秒、つまりドライブレコーダーが30コマ/秒だとドライブレコーダーの倍のコマ数が信号機の点滅回数になります。

一度、信号機の消えているところを撮影してしまえば、倍数で同じタイミングのため、その信号機がずっと消えているタイミングで撮影され続け、いざという時に真っ暗な状態で映ることになります。ですので、選ぶ際はLED信号対応と表記されているもの、またはフレームレートを確認しましょう。

ポイント③ GPS機能も重要

GPS機能付のドライブレコーダーでは、営業車の走行速度や位置情報、走行軌跡が記録されるため、SDカードの保存可能な範囲内で安全運転や適切な走行ができているかをチェックすることができます。走行速度やGセンサーの情報は、事故が起きた際の過失割合算出などにも役立ちます。

ドライブレコーダーは安全運転の意識づけにもなる

社用車が事故に巻き込まれた際は、ドライブレコーダーがこちらに非がないことを証明する証拠映像も記録してくれますが、その逆となるドライバーが違反や事故を起こすきっかけとなった行動もすべて証拠映像として記録されます。速度超過により追突してしまった、あおり運転をしてしまった、信号無視して無理に交差点に入って衝突してしまったなど、どんな行動も記録するということは、「事故の加害者にならないよう安全運転に努めなくては」といった安全運転への意識向上にもつながるはずです。

中には、ドライブレコーダー=監視と捉えるドライバーもいますが、監視というニュアンスではなく、ドライバー自身の安全を守るためにドライブレコーダーを活用して安全運転支援をしているという意識づけをしてあげましょう。そうすることで、会社社用車での事故抑制にもつながります。ドライバーと企業との信頼関係を構築するためにも、ドライブレコーダーの運用についてマニュアルを作成するなど、従業員とのコミュニケーションを大切にし、監視の意識から、安全への意識へ変えられるように努めましょう。

社用車におすすめのドライブレコーダー5選

ここからは、社用車向けにおすすめのドライブレコーダーをご紹介します。いずれも、有効画素数は200万画素以上のフルHD、後方も撮影記録可能、営業車の位置情報や走行軌跡、走行速度が記録されるGPS機能が装備された最新モデルです。なお、価格情報は2019年2月時点の情報です。

【コムテック HDR-360G】

・画素数:フロント340万画素(CMOS)
・フレームレート:29.1コマ/秒
・参考価格:27,958円(Amazon)
・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/hdr360g.html
Amazon商品ページ

360度全方向の撮影が可能なドライブレーコーダーで、なんと340万画素の高画質。前方の事故はもちろん、左右側面・後方からの追突やあおり運転、幅寄せなどの映像も記録できるのが大きなメリットです。乗用車やライトバンタイプの営業車であれば、後方の状況は十分に確認できますし、マイクロバスやトラックであれば、リアカメラモデルがおすすめです。

GPS機能も装備されており、専用にビューワソフトでGセンサー情報、営業車の位置情報、走行軌跡、走行速度などを確認することができます。

主な機能:GPS機能、Gセンサー搭載、駐車監視機能(オプション)、映像鮮明化WDR搭載、全国のLED信号機に対応

【コムテック ZDR026】

・画素数:フロント370万画素(CMOS)/リア370万画素(CMOS)
・フレームレート:19.1/29.1コマ/秒
・参考価格:36,790円(Amazon)
・公式URL:http://www.e-comtec.co.jp/0_recorder/zdr026.html
Amazon商品ページ

Full HDの上位に君臨するWQHDの高画質370万画素、そして夜間の映像を鮮明にするSTARVIS を前後カメラに搭載し、より鮮明な記録映像を残すことができるドライブレコーダーです。夜間走行が多いトラックや後方の映像確認を重視したいときにはぴったり。

新機能として、後方から接近する車両を検知し音声またはアラームでお知らせする機能が加わりました。また設定により後続車接近録画データとして記録することもできますので、あおり運転対策に大きく貢献してくれるでしょう。HDR-360G同様にGPS機能も装備しているため、専用にビューワソフトで、Gセンサー情報、営業車の位置情報、走行軌跡、走行速度を確認にするのに役立ちます。

主な機能:GPS機能、Gセンサー搭載、駐車監視機能(オプション)、映像鮮明化HDR/WDR搭載(フロントのみ)、全国のLED信号機に対応

【ケンウッド DRV-MR740】

出典:KENWOOD

・画素数:フロント208万画素(CMOS)/リア208万画素(CMOS)
・フレームレート:27.5コマ/秒
・参考価格:29,200円(Amazon)
・公式URL:https://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_mr740/
Amazon商品ページ

前後にカメラを搭載する、ケンウッドの最新ドライブレコーダーです。急激な明るさの変化に強いハイダイナミックレンジ(HDR)搭載で、トンネルの出入り口などの明暗差が激しい時に起きる「白とび」や「黒つぶれ」を抑えるほか、ドライブレコーダー業界でトップクラスの明るさを持つ「F1.8明るいレンズ」を前後カメラに採用。夜間の映像も鮮明に記録できる優れものです。

前車との車間距離を検知し、前方衝突警告や、車線逸脱警告、信号待ちからの発進遅れ警告、長時間運転し続けた際のリフレッシュ通知機能など、運転支援機能が充実しているので、営業車の安全運転支援にも役立ちます。また、Gセンサーにより車の動きを検知し、環境にやさしい運転が行えているかを自動診断し、エコドライブの状況に応じて3色の葉の形をしたアイコンを表示。エコドライブの推進と、燃料経費削減につなげることも。走行速度、緯度経度などの自車位置情報を測るGPSも搭載し、専用のパソコン連携ソフトを使用することで走行記録の表示ができるため、走行ルートや走行速度の確認もできます。

主な機能:GPS機能、Gセンサー搭載、駐車監視機能(オプション)、映像鮮明化HDR搭載(フロントのみ)、全国のLED信号機に対応

【ユピテル DRY-TW9100d】

出典:ユピテル

・画素数:フロント200万画素(CMOS)/リア200万画素(CMOS)
・フレームレート:1(駐車監視中のみ)、15、30コマ/秒
・参考価格:34,560円(Amazon)
・公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/drive_recorder/dry-tw9100d/
Amazon商品ページ

後方を撮影するリアカメラを装備したモデル。後方はライトで照らせないため暗い映像になりがちですが、高感度・高画質を実現する技術STARVISを採用しているので、暗い場所でも人や車を鮮明に記録することができるのが大きな特徴です。フロントカメラの最大視野角は151度、リアカメラの最大視野角は157度と、左右両サイドの死角も対応しています。

無料専用アプリに対応しているので、スマートフォンやタブレットから記録した映像の確認もできますし、アプリで本体をリモート操作し、動画や静止画を撮影することも可能です。GPS機能ももちろん完備。

主な機能:GPS機能、Gセンサー搭載、駐車監視機能(オプション)、映像鮮明化HDR搭載、全国のLED信号機に対応

【セルスター CSD-790FHG】

・画素数:フロント200万画素(CMOS)/リア100万画素(CMOS)
・フレームレート:30コマ/秒(フロントのみLED信号対応)
・参考価格:29,800円(Amazon)
・公式URL:https://www.cellstar.co.jp/products/recorder/csd/csd-790fhg.html
Amazon商品ページ

前後2つのカメラを備え、操作性に優れた2.4型タッチパネル液晶を採用したドライブレコーダーです。通常のマイクロSDカード(8GB~32GB)に加えて、長時間録画に優れたSDXC規格対応です。カメラは、前後とも白とびや黒つぶれを抑制するHDRを搭載、フロントカメラは「ナイトビジョンVer.2」により、夜間やトンネル内でもキレイな映像を記録できます。

セルスターはエンジンスターターやレーダー探知機でも有名なメーカーです。GPS機能では、事故多発エリア、取締機の情報、児童の飛び出しを警告する小学校情報、逆走注意エリア情報など、営業車が安全運転できるようにサポートしてくれる機能を備えています。交通事故報告書の書き出し(エクセル)が可能で、万一の事故の際の事故報告書等の作成に役立ちます。

安全運転支援機能として、前車発車警告、車間距離保持警告、車線逸脱警告も完備。

主な機能:GPS機能、Gセンサー搭載、駐車監視機能(オプション)、映像鮮明化HDR搭載、全国のLED信号機に対応

まとめ

企業にとってドライブレコーダーは、事故を防ぎ、ドライバーと車を守るための必需品ともいえるものです。選ぶ際は、ただ映像を記録するだけでなく、今回ご紹介したポイントを踏まえて、業務の効率化や安全運転支援が行える機能を備えたものを選べば、一歩先ゆく業務が遂行できることでしょう。

また、これまでにもSmartDrive Magazineではさまざまな基準でドライブレコーダーを紹介していますので、以下の記事もぜひ参考に比較検討をしてみてくださいね。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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