SmartDriveFleetでビジネスをスピーディに成長させる〜ヤマヒロ株式会社が実際に導入して気づいた車両管理システムの真価

SmartDriveFleetでビジネスをスピーディに成長させる〜ヤマヒロ株式会社が実際に導入して気づいた車両管理システムの真価
ヤマヒロ株式会社
業種
エネルギー・カーライフ
管理車両台数
400台
社員数
350名
事業内容
サービスステーション事業(石油製品販売)自動車整備・車検事業・自動車販売事業・レンタカー事業・自動車鈑金・塗装事業・コーティング事業・保険代理店業・不動産賃貸事業

業種/業界を問わず、どの企業も課題を抱えていますが、それらを解決するにはルールを敷いたり、仕組みを変えたり、様々な手段が考えられます。ITを活用したツールもその一つ。「見えなかった情報が可視化されることで管理が強化できる」。ヤマヒロが車両管理システムの導入前に考えた課題解決への活用方法、そして今後のビジネスへの活用方法について伺いました。

ヤマヒロ株式会社
代表取締役社長  山口寛士 さま
https://yamahiro.info/

ガソリンスタンドを軸にさまざまなサービスを提供

まずは御社の事業内容についてご紹介いただけますか。

ヤマヒロ株式会社の前身は山廣商店という会社で、そこを起点に数えると創立から70年ほどが経ちます。私は同社、3代目の社長を務めています。2代目の時にガソリンスタンド事業と不動産事業と事業を拡大し、社員を多く抱えるガソリンスタンド事業の損益を明確化するためにガソリンスタンド事業を切り離してヤマヒロ株式会社を作りました。ヤマヒロ株式会社としては2021年で32期目を迎え、私は2013年に社長に就任しました。

皆様ご存知のように、ガソリンスタンドではガソリン以外にも洗車や車検、自動車の整備、車の販売・レンタカーなどを提供しています。

以前は、各店舗においてそれらのサービス全てを扱っていました。私が社長に就任し、お店の設備環境と立地を考慮した形でサービスを絞りました。その方がお客様の認知関心を高めやすいこと、そしてプロのスタッフを育成することができると考えたからです。サービスを整理することで、取組直後は大きく減益しましたが、「狭く深く」各サービスについて取り組むことで、今では成長していると感じます。

足元では、ガソリン販売は東京都で2番手、車検はディーラーを除く整備事業者としては2番手、コーティングはガソリンスタンド業では東京都で1位、レンタカー事業もニコニコレンタカー内で全国1位を獲得しています。東京経済圏における自動車を中心として小売サービス業を営むことこそが、ヤマヒロのアイデンティティでありミッションです。

導入検討のきっかけはスマートドライブ主催のセミナー

車両管理システムを導入しようとお考えになったきっかけについて教えてください。

スマートドライブを知ったのは、出光さんと進めている観光MaaSのプロジェクトのニュースを目にしたことがきっかけでした。その後、ある展示会でご挨拶をさせていただき、定期的にメールをいただくようになり、その中で動産管理に関するWebセミナーに参加しました。

ヤマヒロの事業はもともと車の整備やコーティングなど、ガソリンスタンドから派生したサービスが中心でしたが、2年前に中古車販売会社を買収し、最近では車の販売にも力を入れています。しかし、中古車の在庫を増やしているにも関わらず、確実な在庫管理が実施できていなかったのです。その点に課題感を抱えていたため、本セミナーを拝聴することにしました。

そこで紹介されていたのがSmartDrive Fleetを活用した動産管理の方法です。IoTデバイスで移動情報を把握して在庫管理ができるうえ、走行距離の管理もできることを知りました。私たちは車の販売モデルの一つとして、一定の距離を走行したレンタカーを中古車で販売していますが、そこで重要なのが走行距離です。

走行距離は現在エクセルで管理しており、店長が月末時点の走行距離を調べて記入し、それをベースに翌月中旬に自動車販売責任者とレンタカー責任者が中古車として販売する車両を選出して、代わりの新車を追加するというように、車両を入れ替える際に活用しています。ただ、この管理方法では、一カ月間に数千kmほど走るのでタイムラグが大きく出てしまう。つまり、タイムリーかつ正確な情報を把握しなければ、私たちとしても売りのベストなタイミングを逃すことになるのです。

セミナーでは営業車の安全運転についても触れていましたが、その機能がレンタカーの事故防止に役立てるのではないかと考えました。「この車両は運転診断をしています」と事前に通知したり、「今日はこんな運転をしていましたよ」とフィードバックするだけでも、事故率を低下させることができるのではないか。つまり、SmartDrive Fleetを導入することで、一石三鳥になると考え前向きに検討を進めました。

各店舗の店長が走行距離を調べて記載するとのことですが、どのように計測されていますか。

一台一台、車のメーターを見て調べていますので、時間と手間がかかります。レンタカーとして貸し出す際に走行距離は調べますが、台数が300台以上ありますから…かなりの労力が必要です。

それは非常に手間がかかりますね。また、「位置情報を活用して動産管理を行いたい」とおっしゃっていましたが、車両の所在がわからなくなることもあるのでしょうか。

不明になることはありませんが、代車を店舗間で融通しあう時はやや危ないなと感じることも少なからずあります。そのほかにも、販売用車両が盗難にあってしまったり、社内で不正があった場合、すぐに気づくことは難しいなと。車両は高額資産ですから、企業としては理論在庫と実在庫を確実に合わせる作業を行わなくてはなりません。

また、ニコニコレンタカー大久保店は駐車場が5拠点に散らばっているので、誤って店舗で把握している駐車場と別の場所に駐車してしまうことがあります。そうしたミスを防ぐために、ホワイトボード上で駐車場のレイアウトと鍵をセットで管理していますが、ここもシステム化できれば、万が一間違った場所に停めていてもすぐに気づくことができるはずです。

他社の車両管理システムと比較検討はされたのでしょうか。

そもそも、車両管理システムというものが存在すること自体知りませんでしたし、スマートドライブの営業担当者にグイグイと進めていただいたので競合比較は一切しませんでした。このスピード感は、私たちとしても非常に心地よかったですね。打ち合わせではデータサイエンティストの方も参加してくださいましたが、その提案内容も私たちの要望にフィットしました。私たちが望むものを、迅速かつ具体的に、より分かりやすい形で示してくれたので、他社と比べる必要性など感じませんでした。

SmartDrive Fleetでビジネスをよりスピーディに成長させる

今後、SmartDrive Fleetを活用してどのようにビジネスを展開したいとお考えですか。

まだ導入段階のため、導入の目的以上の展開については考えることができていません。

ヤマヒロは販売拠点が多数あるものの、動産財産を一括管理できる仕組みは整っておりませんので、SmartDrive Fleetには大きな期待を寄せています。現在は毎月、40拠点ある全事業所に、私とIT担当の市川、在庫管理の担当者の3人で点検に回っています。点検では、お店の状況の確認と共に、在庫チェックも兼ねていますが、車両在庫は管理しきれていませんでした。今後はSmartDrive Fleetで巡回をしなくても車両在庫管理は実現できるようになります。また車両の見えない情報も多くありましたが、走行状況が可視化されるようになることで、新たな展開が見えてくると期待しています。

自動車販売においては、在庫回転率が60日だと良いとされています。自動車は、時間が経過すると価値が下がってしまうため、常に在庫回転日数を把握しておく必要があります。中古車販売はこの価値変動の影響で他社との価格競争になりがちですが、レンタカーを販売に転換するスタイルは安売りすることなく短期間に売れています。このビジネススキームは価格競争に陥らないものですが、走行距離が価格に大きく影響してくるのです。

その点で、走行距離をWEBからいつでも簡単に確認できるSmartDrive Fleetは、私たちのビジネスに大きなパワーを与えてくれています。このスキームがさらに強固なものになれば、シェアリングエコノミー時代に向けてレンタカーの稼働を高めるビジネスを再考しつつ、短期在庫で車が売れるというようにシナジーによるビジネススケールが図れるようになると考えています。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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