郡山製餡がDXで改善した従業員コミュニケーションと業務効率

郡山製餡がDXで改善した従業員コミュニケーションと業務効率
株式会社郡山製餡
業種
卸売業・小売業
管理車両台数
5台
事業内容
生餡・練餡の製造販売。菓子・惣菜の製造販売。製菓・製パン材料の販売。
地域
福島
従業員数
28名
活用目的
安全運転強化 / 法令遵守
利用デバイス
シガーソケット型

職人のこだわりを大切にし、安全な美味しさを届けている株式会社郡山製餡さま。創設から今年(2024年)で50周年と長く事業を営まれていますが、業務効率化において従業員同士でのコミュニケーションは欠かせないと日々感じているそうです。今回は、社内コミュニケーションの活性化と風通しの良い会社作りのために率先してDXを推進する代表取締役の佐藤裕文さまにお話をお伺いしました。

インタビュイー:
代表取締役 佐藤裕文さま
導入サービス:
SmartDrive Fleet シガーソケット型デバイス

これまでも、そしてこれからも、こだわり続ける職人の餡

事業内容と車両の使い方について教えてください。

弊社は、福島県のあんこ屋が5社集まってできた会社です。1974年の11月に創立され、今年で50周年になります。主な事業は、福島県県中地区、中通り地方のお菓子屋向けのあんこ製造・卸ですが、自社製品の小売販売も行っています。5年ほど前から、より多くの方に職人の餡を味わっていただきたいとの想いで「and3」という新たな自社製あんみつの販売も開始しました。これからも本業であるあんこの卸を行いつつ、職人の技術を生かした自社製品も皆さまに楽しんでいただきたいと思っております。

車両は2トン車2台と営業車3台を所有しておりますが、2トン車は営業や市内の配達に、そして営業車は、商品を載せて各曜日決まった配達エリアを回るルート営業に使用しています。

コミュニケーションで効率は改善できる

導入のきっかけを教えてください。

きっかけは、営業のルート回りがどのように行われているのか不明瞭だったことを課題に感じたことです。SmartDrive Fleetの導入前は手書きで営業日報を書いていましたが、営業ルートは各個人に任せていたこともあり、情報交換に乏しく、稼働状況の実態を把握できていませんでした。私自身も外出が多く、コミュニケーション不足からお互いの仕事状況がわからないことで、従業員を信じつつも「しっかりと営業をしているのか」という不信感を抱くこともあったのです。

そこで、稼働状況を可視化できれば、営業担当者自身がサボっていないことを自分で証明でき、管理側もデータを閲覧することで納得できるため、不要な不信感の払拭につながると考えました。

実際、コミュニケーション不足による非効率は大きな課題で、不信感やすれ違い、情報伝達不足による対応の遅れなど、さまざまな問題に関わってきます。

私は、コミュニケーションを増やして社内の風通しを良くすることで、結果として業務が効率的になると考えています。そしてそのコミュニケーションの基盤となるのがDXツールなのです。

動きが”見える”と相手が”わかる”。稼働状況可視化の効果

SmartDrive Fleetはどのように利用していますか?

主に営業車の走行ルートや現在地の把握に利用しています。各従業員の走行ルートが可視化されたおかげで、「誰がどこで何をしているのかわからない」「しっかり営業先を回れているのだろうか」という不信感は軽減されました。

また、社内コミュニケーションも円滑になったと実感しています。

例えば、事務所に積み忘れの製品があった際、これまでは他の従業員が良かれと思って製品を持ち出し、忘れた従業員へ届けるという事態があっても、そのことは当人同士にしかわからず、管理者や内勤メンバーの目には届いていませんでした。

しかし、各車両の移動状況が見えるようになったことで、「誰がいつ、どの従業員の応援に行ったのか」と対処の流れがわかるようになりました。

内勤メンバーも、急に事務所から荷物がなくなっていたら驚きますし、何かあったのではないかと心配になってしまいますからね。そういった不安が払拭され、導入時の「DXツールがコミュニケーションの基盤になる」という期待にSmartDrive Fleetは応えてくれています。

また、走行データが蓄積されるようになったことで、新しい従業員や短時間のパートの方など、誰でも営業や配送をすることができるようになるのではないかと感じており、SmartDrive Fleetの今後の可能性に期待しております。

DXツールは最初が肝心。導入サポートの重要性

導入から運用までに苦労した点などはありましたか?

運用まではスムーズに進められたと思います。初期設定が必要だったのですが、登録方法など困ったときは、スマートドライブの方がすぐに解決策を示して運用できるように導いてくれました。フォローのおかげで、設定が整った状態で初回を迎えることができました。

新しいDXツールの導入時は、最初の設定でつまずいてしまうと、それが大きな障壁となり、なかなか運用まで辿り着けないものです。以前にも他の分野でツールを導入しようとしましたが、その時は設定が複雑でどこから手をつけたら良いかわからず、説明もWeb上のみということで断念してしまいました...その点でスマートドライブのサポートは本当に手厚くて、弊社の運用に寄り添った提案をしてくださり、大変助かりました。

今後もさらなる活用に向けてしっかりとサポートさせてください。本日はありがとうございました。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,700社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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