安全運転イベント第1位の企業に聞く!安全運転を維持するための秘訣

安全運転イベント第1位の企業に聞く!安全運転を維持するための秘訣
阪神高速パトロール株式会社
業種
サービス業
管理車両台数
59台
社員数
約380名
事業内容
交通管理

スマートドライブが主催する全国安全運転イベントにて、見事274社中第1位を獲得した阪神高速パトロール株式会社さま。阪神高速道路の安全を維持する業務ということもあり、安全運転意識を高く持って日々業務に取り組んでいるそうです。今回は、SmartDrive Fleetの活用方法とあわせて、阪神高速パトロール株式会社さまが実践している安全運転の秘訣や取り組みについてお話を伺いました。

インタビュイー:阪神高速パトロール株式会社
業務部 業務課
課長代理 岸本 要様
主任 橋本 裕至様
https://www.hanshin-patrol.co.jp/

導入サービス:SmartDrive Fleet シガーソケットタイプ

道路に目を光らせ、安全・安心・快適な交通を守る

事業内容をお教えください。

岸本様(以下、敬称略):弊社は、阪神高速道路をご利用されるお客さまが、安全安心快適に走行いただくため、昼夜を問わず年中無休で阪神高速道路の交通管理業務に取り組んでいる会社です。パトロールカーでの巡回業務、交通障害や自然災害等において迅速な車線確保を行う機動支援業務、交通管制機器等から情報を収集してお客さまに道路情報の提供などを行う管制業務、道路を傷める重量等の法令違反車両の取締や安全な走行の妨げとなる積載が不適当な車両への指導を行う取締業務などを行っており、交通に支障を及ぼす異常事態に即応し、お客さまが安全で快適に通行できるように努めています。

私たちが所属している業務部業務課では、関係車両の更新や修繕といった管理全般と、親会社である阪神高速道路株式会社やグループ会社との契約関連業務をしています。

さらなる安全には事後検証が必須

SmartDrive Fleet導入の背景をお聞かせください。

橋本様(以下、敬称略):SmartDrive Fleetのことは、阪神高速道路株式会社からの紹介で知りました。大規模災害時の各パトロールカーの現在地の把握や各車両の行動をデータで記録し、今後の検証材料とするために導入しました。

大規模災害時には通行止め、避難誘導、道路構造物の確認を行います。発災事象によりますが、各車両の行動を検証することで、緊急時における行動や課題などを話し合い、今後の防災業務に活かしたいと思っていました。

以前はどのように配車や検証をされていたのでしょうか?

橋本:ホワイトボードを使用していました。ホワイトボードに路線図を貼り、無線で位置を確認し、磁石で各号車の位置を貼り付けるという方法です。しかし、この方法では「後から検証する」という作業は困難でした。

岸本:そして、基本的には交通管制室とパトロールカーは無線や携帯電話等の通信機器を使用して現在地を確認し、配車などの指示や連携をしていますが、大規模災害時は被害状況の確認や情報収集に加え、通信機器の不具合の発生等を想定すると、パトロールカーの現在地の把握や的確な配車が困難になることが予想されます。

そのため、パトロールカーの位置情報を交通管制機器に反映するような改修を進めているところですが、現在はSmartDrive Fleetのリアルタイム機能を活用しています。

親会社からSmartDrive Fleetの紹介を受けたあと、システムの比較検討などはされたのでしょうか?

橋本:導入検討時には数社のシステムを調査しました。

その中から、SmartDrive Fleetを選んだ理由をお教えください。

橋本:従来の日常的な運行管理では、アナログタコグラフ(円形のタコチャート紙に印字する形式の運行記録計)を使用し、運行書類とタコチャート紙の印字内容を照合していました。SmartDrive Fleetにはレポート機能があり、このレポートで点検に必要な情報をデータで得られると知り、導入に至りました。

確認も管理も大幅に簡単に!データの強みを実感

具体的には、レポートをどのように活用しているのでしょうか?

橋本:オプションレポートである「速度帯レポート」を日々の運行管理で使用しています。

各拠点に所属する車両のPDFデータを定期配信設定で配布し、各拠点の担当者がレポートと所属車両の運行書類内容を照合しています。各車両の走行ルートや運転状況をデータ上で振り返ることができるので活用しています。

運用方法が大きく変わったと思いますが、どのような効果がありましたか?

橋本:従来のアナログタコグラフでは、タコチャート紙の入替作業や紙ベースでの保管など、作業面や管理面において負担が生じていましたが、現在は自動で点検に必要な情報が配信され、全てデータで管理することができるので担当者の負担が軽減しています。

また、負担が軽減された上に、過去の運行状況を振り返りやすいことも大きな効果ですね。

社員同士の関係性が安全運転に高影響を与えている

ここからは全国安全運転イベントについてです。この度は企業賞1位獲得おめでとうございます!まずは感想をお聞かせください。

岸本:多種多様な企業様がいらっしゃる中で、私たちの安全運転を評価していただけたことをありがたく思っております。交通安全に密接する業務なので、お客さまに「さすがだな」と思っていただけるように、引き続き安全運転に取り組みます。

橋本:「安全、安心、快適な高速道路の提供」を弊社の理念にしていますので、自らが率先して、引き続きスムーズな運転を心がけます。

貴社が安全運転を維持するために実施されていることを教えていただけますか?

岸本:定期的に安全運転に関する研修や訓練、勉強会を実施しています。また、過去に発生した事故や注意すべき状況を社内で共有し、再発防止のために問題点や改善点などを検討しています。そして、弊社では、安全対策検討会を毎月開催しています。安全につながるような対策や資機材に関することなど、社員からの提案をまとめ、調査検討、採用後の評価検証をしています。

他には、弊社では巡回時のパトロールカーは「2名体制での乗車」を定めておりますが、「運転者からの死角の状況や周囲の交通流の共有を密に行い、声掛けをしながら防衛運転を徹底していることが大きいと思います。そのため、上司部下問わずコミュニケーションを図り、危険な状況を共有、共に認識することが非常に重要だと考えています。

自らの運転技術を過信することなく、状況に応じたアクセルブレーキの操作や周囲に安全な状況を波及するような運転技術を伝え合うことで、安全運転について高い水準で認識を合わせることができると思います。

お互いに指摘し合い、運転を客観視できる環境が、1位の秘訣なのかもしれませんね。本日は、ありがとうございました。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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