SmartDrive Fleetは「極力電話は使わない」運用を実現し、安全運転推進と業務効率化を推進する。

SmartDrive Fleetは「極力電話は使わない」運用を実現し、安全運転推進と業務効率化を推進する。
株式会社リダクションテクノ
業種
産業廃棄物収集運搬業
管理車両台数
9台
事業内容
産業廃棄物収集・運搬 / 特別管理産業廃棄物収集・運搬 / 古紙・金属くず・プラスチック類の回収販売
地域
埼玉
従業員数
13名
活用目的
コスト削減 / 売上増加 / 安全運転強化
利用デバイス
ドライブレコーダー型

サーキュラーエコノミー(循環経済)を実現するために、産業廃棄物の回収から再利用可能な製品の買取・販売などを展開しているリダクションテクノさま。事業に欠かせない車両とドライバーを確実に守るには動態管理が必須だと考え、スマートドライブのAIドライブレコーダーを導入しました。
決め手となったのは、求めていた機能と効果以上の「プラスα」が見出せたからとのこと。代表の細田さまに、導入前の課題、導入後の変化、そして今後についてお聞かせいただきました。

インタビュイー:株式会社リダクションテクノ
代表取締役 細田裕之さま
https://reduction-t.com/

導入サービス:SmartDrive Fleet (JVCケンウッドAIドラレコ)

サーキュラーエコノミーを実現し持続可能な社会を目指す

リダクションテクノ様の事業について教えてください。

株式会社リダクションテクノは、サーキュラーエコノミーの実現に向け、産業廃棄物の収集運搬業をメインに、活用できる不要品を買い取ったり、再資源として活用したりする取り組みを行っている企業です。不要となったモノは、法律上、廃棄物として取り扱うケースが多くありますが、当社は資源循環の専門家として法令遵守のもと、廃棄物を資源物に変えるサポート、資源物の効率的な物流サービスおよび資源物の種類に応じた再資源化技術など、今までの枠組みにとらわれない形で総合的にサービスを提供しているのが特徴です。

事業で常にモノを運んだり、移動したりしますから、車両は私たちの事業に欠かせません。現在は、軽トラックから4tウィング車まで9台を保有し、資源物や廃棄物の回収に使用しています。朝8時の出庫から17時の帰庫まで、一都三県内の高速道路・幹線道路を中心に回っていますが、場合によっては主要駅前や郊外の住宅街を走行することもあります。

動体管理は労災の観点でも必要不可欠

リダクションテクノ様はスマートドライブが提供するAIドラレコの導入前から、ドライブレコーダーを取り付けておられました。

もともと非通信の単独型の機種を取り付けていましたが、ドライバーの防衛手段や提出資料など、万が一の事後に備える役割だったため、安全運転の推奨や危険運転の抑制にはなっていなかったのです。そもそも、使い方を理解しきれておらず、安全の担保になっているかどうかも不透明なところがありました。

当社では、一度出庫した後はドライバーに現場での判断を一任しています。ドライバーとの信頼関係をベースにこの運用ができているという一方、一日のスケジュールと現場の責任をすべてドライバーに任せることは、会社として”社員を守る”という責任を果たしているといえるのか、という思いもありました。

ドライバーは1日中移動を繰り返していますし、基本的に現場から本社への業務報告はいただいておりません。ただ、私たちとしては、何かトラブルが生じていないか、安全な運行ができているのか、今はどのあたりにいるのかなど、情報が手元になく確認ができないことに不安を抱いていました。

どんな仕組みがあればドライバーの安全を最優先に担保できるのか、日々模索していたのです。

そんな中、同じコースでも人によって帰社時刻にばらつきがあることが気になりまして…。「なんでこの時間になったのですか」と聞きたくても、疑っていると思われるため、簡単には聞けません。そのため、離れた場所にいてもある程度状況が理解できるように、動態動体管理で実態を把握することが重要だと考えました。何かが起きたときのためでなく、事前に危険などを察知して抑止や管理ができるツールを探し求めて展示会へ出向いたとき、会場でお声がけいただいたのがスマートドライブさんでした。

実は、私は以前の職場で従業員の大きな労災を経験しています。その時に、「もっと手前でケアをしていれば、防げたのでは」という思いが強く残ったのです。ですから、労災の観点でも、防止策や対応策が取れる仕組みは最優先で導入しなくてはならないと考えています。特に、私たちの事業は車両ありきですので、大小関係なく重大な問題と捉えるべきです。交通事故だけではなく、もっと広い視点で危険の抑止をしていかねば、いつか取り返しがつかないことになるかもしれません。

”プラスα”の要素が導入のポイント

スマートドライブのサービスを導入しようと思った決め手を教えてください。

弊社では以下、2つのポイントから導入を決定しました。

・シンプルかつわかりやすい仕組み
・適正な導入コストと優れたランニングコストパフォーマンス

安全管理にプラスして、業務効率化やDXなど、プラスαの要素があったこと。トータルで見た際に、コストパフォーマンスが非常に高いと感じました。

特にリアルタイム機能がわかりやすく、使いやすそうだったことは大きいです。近年は宅配業者さんが時間指定できるサービスを提供しているため、依頼者様からも当然のように時間指定されることがあるのですが、各々の現場における道路状況や作業内容にもよるため、ご要望に応えることは大変困難でして…。ただ、「あとどれくらいで到着しますか」という問い合わせには、うやむやな返答ではなく、おおよそでも予定時刻を回答できたほうがいいと思っていました。

リアルタイム機能なら、ドライバーに確認せずとも、スケジュールと照らし合わせながらだいたいの到着時刻を予測し、お伝えできます。

さらに、お客様だけでなく、私たちも現在地がわかることで安心感を得られます。現場からは、リアルタイム機能は非常に役立っていると伺っており、トラブルや不測の事態が発生して、ドライバー間でフォローし合うときにも、お互いの位置情報がわかればすぐに判断して対応できるとのこと。私たち管理者としても、帰社時間が遅いドライバーの位置情報を確認することで、「あと10分くらいで戻って来そうだ」と安心して待つことができます。

普段ドライバーさんとの連絡手段は電話でしょうか?

電話は極力使わないことにしています。電話はドライバーにとって非常に負担が大きいものです。「出なくては」という緊張感は1つ1つは小さなストレスですが、何件も何日も続くと、やがて大きな負担になってしまいます。そのため社内では通常の連絡手段はチャットツールで行い、走行中の電話は出なくていいとドライバーに伝えています。

しかしそれでも、電話がかかってきた以上は、最後はかけ直さなくてはなりません。このように、電話は便利ですが、決して良いツールとは言い切れないのです。

そのため、SmartDrive Fleetで先に位置情報を確認して、それでも取りきれない情報があったら最終手段として電話を使う、というように、仕組みそのものも変えていく予定です。

チャットツール以外にも、SaaSサービスを積極的にご利用されているのですか?

例えば、契約関連はお客様の要望がない限り、すべて電子契約で行っています。また、産業廃棄物は処理の際にマニフェスト伝票の運用が必須となりますが、こちらも自社で使いやすいASPサービスを取り入れて効率化を図っています。

目先の課題は属人化している配車の自動化。スケジュールの詰めすぎは、事故リスクの上昇につながります。また、配車内容によって回収ルートにバラツキが出ることは極力避けたいと考えています。これら点も加味して、バランスを取りながら配車計画の作成を行いたいと考えています。データを見つつ、どのツール、どのバランスがちょうどいいのかを見極めている最中といったところです。

お伺いしていると自社に最適なサービスをしっかり選ぶ目を持ってらっしゃるようにお見受けします。

私たちの強みは、ただゴミを収集するだけではなく、お客様に廃棄物削減や効率的な物流の提案を行えること、デジタルツールをうまく活用して効率的に業務を遂行していることです。自社とお客様、双方の負担を軽減することで、他社との差別化を図り、競争力を高めています。そのため、ツールの導入には長期的な目線を持ちつつも、積極的に取り組んでいます。

導入してから変わった安全運転への意識

導入から運用開始までで、苦労した点があれば教えてください。

デバイスを取り付ける際に、情報のやりとり等で少し手間取りましたが、そのほか運用までの苦労は特にありませんでした。直感で操作ができますし、サポート体制もばっちりでしたので、比較的スムーズに運用へ進めたと思います。

導入に際して、ドライバーから「監視されているようで嫌だ」というようなネガティブな意見はありましたか?

「管理されている」「監視されている」といったネガティブな発言は特にありませんでした。スマートドライブは、あくまでドライバー皆さんを守るためであることを理解してほしいと伝えていましたので、導入を前向きに捉えてもらうことができたのだと思います。

車両管理サービスを導入することで特定の誰かを傷つけたい訳ではないですし、もし、自分が被害者・加害者の家族だったらどう思うかという視点で、なぜシステムを入れるのかを考えてほしいと何度も伝えました。会社のリスクではなく、ドライバー自身の人生ですから。ただ、それをどう受け止めて、どう行動に移すかはドライバー次第です。

細田さまの想いは、しっかりと結果にも反映されています。御社の安全運転スコアを見せていただきますと、全国平均を上回るスコアのドライバー様がほとんどです。これはまさしく一人ひとりの努力と意識によるものではないでしょうか。

ありがとうございます。私自身も、導入から一年を経て、ドライバーから2つ、非常に重要な意見を頂戴しました。1つが「スマートドライブのおかげで安全運転への意識が強くなり、事故の抑制につながっている」と発言があったこと。もう1つが、「会社に守られているという実感がある」という声です。

おかげさまで現在、当社による追突事故と右左折時の事故は0件。ドライバーを守るためにも、普段からどんな運転でどのようなルートを回っているのかを把握することは、会社として必要不可欠なことだったのです。

スマートドライブの活用でしくみの土台をつくる

スマートドライブへのご意見・ご要望があればお聞かせください。

来年を目処に一般貨物許可を取得予定ですので、SmartDrive Fleetの活用でどの程度、運行管理のDX化が進められるかを知りたいと思っています。

現在利用しているAIドラレコは、危険操作のイベントが発生すると動画が記録されます。初めのうちはここまで記録できるんだ!と、ドライバーも注目していましたし、一部を事例として社内の安全運転講習会で紹介し、危険運転防止のケーススタディとして共有していました。急停車時にどこに注目したら安全な停車ができたのかなど、実際のケースを取り上げて話し合うことで、自然と安全運転への意識が高まっていったのです。

今後、ウェビナーやイベントを実施する際は、是非ともお声がけさせていただきます。

安全運転管理ができているか否かを判断するのは、現状、人の感覚のみしかありませんから、スマートドライブを利用することで現状を把握し、その後どのように改善していくべきかを考えていくべきかなと。今まで推測だけだったものが、スマートドライブによってどのように運用していくべきか自社の軸ができた。それはやはり、一番の大きな成果だと言えるかもしれません。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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