正しいデータが企業の成長を導く。株式会社マスヤさまが「費用対効果が高い」と感じる車両管理システムのポイント

正しいデータが企業の成長を導く。株式会社マスヤさまが「費用対効果が高い」と感じる車両管理システムのポイント
株式会社マスヤ
株式会社マスヤ
業種
食品・消費者サービス
管理車両台数
5台
事業内容
(公財)千葉県学校給食会委託加工指定工場 製菓・製パン製造業、炊飯加工業、造園工事業
地域
千葉
従業員数
36名
活用目的
安全運転強化 / 法令遵守
利用デバイス
シガーソケット型

ドライバーからの報告に対し、「本当かな…」と思った経験はないでしょうか?

株式会社マスヤの神子さまは、実稼働とドライバーの申告を正しく把握することを目的に、車両管理システムを導入されました。証拠を示すデータがあることで、労務管理や納品管理に役立っているだけでなく、社内間の連携も取りやすくなったとのこと。導入前後の変化と今後の展開について、具体的なお話を伺いました。

インタビュイー:
株式会社マスヤ 専務取締役 神子 滋さま
http://www.masuya1947.co.jp/

造園土木と食品製造、2つの事業を展開する株式会社マスヤ

まずは、株式会社マスヤ様の事業内容について教えてください。

弊社は、公共事業の施工管理がメインの造園土木業と、学校給食用のごはんとパンの製造がメインの食品製造業、2つの事業を展開しております。売り上げの比率でいいますと、8割が造園土木で2割が食品製造です。

食品製造業では近隣の小中学校や幼稚園、保育園、病院、自衛隊へパンを卸しているのですが、自社で配送を行っています。現在6台ある配送用の車両にSmartDrive Fleetを取り付け、ドライバーの労務管理や納品管理をしています。

ドライバーの申告は本当に正しい?車両管理システムの導入で起きた変化

労務管理というのは、出発から帰社の時間、走行ルートをSmartDrive Fleetで把握されているということでしょうか。

そうです。今までは特に走行に関するデータは取得していなかったため、基本的にいつ、どこに行っているのかはドライバーによる自己申告制でした。SmartDrive Fleetを導入してからは、走行ルートを確実に把握できるようになり、”想定外の時間に到着する”というようなことがなくなりました!

以前は指定時間を大幅に超えるような配送があったのですか?

そうですね、「なぜこの時間に到着したのだろう」と疑問に思うことが何度かありました。ただ、何の証拠もないので、その理由や明確な原因を突き止めることができず…。「ちゃんと朝から稼働している」「休憩時間もそんなにとっていない」と、ドライバーの言葉を鵜呑みにするしかなく、踏み込んだ会話ができなかったのです。

SmartDrive Fleetの導入後は、車を停めてコンビニに滞在した時間などがリアルタイムで把握できるようになり、ドライバーからも正確な報告を聞けるようになりました。

残業申請もドライバーの報告によるものだったのでしょうか?

そうです。ただ、その内容が本当に正しいのか否かは、当然ながら確認が困難で。ドライバーには少し窮屈な思いをさせているかもしれませんが、情報を裏付けする正確なデータがなければ、労務管理の強化とコストの適正化を進めることはできませんよね。

負担軽減、ルートの見直し…「費用対効果が高い」と感じる理由

SmartDrive Fleetを導入して本当に良かったと感じるのは、運転日報が走行ルートをベースに自動化できることです。ドライバーの記憶頼りで作成すると、記載漏れやミスが発生してしまいますから。

記憶を頼りにしているとそうなりますよね。

手書きの日報を書くのに30分以上時間かかったり、残業をしてまで日報を書くスタッフもいたりしましたので、早く是正すべきだと考えていたのです。SmartDrive Fleetなら、帰社と同時に日報が自動作成できますので、今は細かい休憩時間を確認するだけ。事務員の負担も大幅に削減でき、ドライバーも早く帰宅できる。非常に費用対効果が高いと感じています!

ありがとうございます。具体的に事務員さんのどのような業務が改善されたのでしょうか?

事務員は各ドライバーが提出した日報の最終確認をしていました。ドライバーが忘れないうちに日報を書くことを促したり、勤務時間や休憩時間、業務報告が本当に正しいのかを一つ一つチェックしたり…。ですが、それを確認したところで正否がわかるものではありませんよね。それらがすべて自動で正しい情報を取得できるようになった訳ですから、双方のストレスが無くなり、非常に良い空気になっていると思います。

正しい走行履歴が取得できるようになったことで、配送ルートの見直しにも効果があったとか。

はい。もともと弊社には過去に在籍していた方が作成してきた複数の配送ルートがあり、それをそのまま、脈々と使ってきました。今考えると、過去の作成ルートに新たな納品先を付け足しながら運用していたので、無理もあったのでしょう。SmartDrive Fleet導入によって、日毎のルートが可視化されるようになり、「なんで、わざわざ遠回りになるこのルートを走行しているのだろう?」という疑問が沸いてくるようになりました。

そもそも現状のルートが今の弊社によって適正なのかを気にするようになり、ドライバーと直接「このルートは非効率に見えるから、明日は試験的に別のルートを通ってみよう」と会話を重ね、少しずつ修正しています。

実態を把握できなければ見直しも行えませんよね。

そうなんです。可視化された走行ルートを確認して見直しを行うことで、結果として残業時間を減らすことができました。

ドライバーから上がったのは想像以上にポジティブな声

SmartDrive Fleetの導入にあたって、ドライバーから反対の声はあがりましたか?

各ドライバーの心の中では反発はあったと思いますが、企業としては当たり前のことをしているだけですので、面と向かって反対意見を述べるドライバーはいませんでした。逆に、負担になっていた帰社後の日報作成が簡略化されたので、みんな喜んでいますよ。

本来の業務が終わった後に日報を作成するのは、なかなかの労力がかかります。

毎日のことですし、日報の作成って結構大変なんですよね。

私のメイン業務は、経営者として必要なところに対して適切に投資をしていくことでもありますから、ドライバーの負担を軽減できるツールであるSmartDrive Fleetへの投資は、適切だったと思っています。

そもそも、私自身が新しいシステムやサービスへの興味関心が高く、スキマ時間にいろいろリサーチしているんです。新しいサービスのほとんどは、ネット検索して見つけることが多いですね。

今はインターネットで各種サービスやシステムを探すことができますからね。SmartDrive Fleetもインターネット検索で見つけていただいたのでしょうか。

はい。当初検討したのはデジタコだったのですが、高価ですし、弊社にはハイスペックな気がしてしまって…。もっとシンプルで、安価で、わかりやすい。そんな車両管理システムやサービスはないかとネットで探していたところ、SmartDrive Fleetと出会いました。

安全強化のために、ドラレコ型への切り替えも検討中

「SmartDrive Fleetを導入してよかった」と思うポイントはありますか?

やはりシンプルでいて使いやすいところでしょうか。あれこれと検索していたので、SmartDrive Fleetの導入後も同じようなサービスを提供している他社さんから営業を受けましたが、すでにSmartDrive Fleetの使いやすさに慣れていたこともあり、このまま使い続けようと判断しました。

さらに今後は、現在使用しているSmartDrive Fleetのシガーソケット型からドラレコ型の方に切り替えようかと計画中です。今年車を何台か買い換える予定がありますので、そのタイミングに合わせて導入しようと思っています。

ありがとうございます。ドラレコに切り替える目的は、万が一の事故を想定してのことでしょうか。

過去に一度、「あおり運転をされた」という問い合わせをいただいたことがありまして。ただ、よくよく話を聞くと、弊社のドライバーに過失はなく、逆にあおられていたと言うじゃないですか。ただ、これはあくまでドライバー側の証言ですし、双方の意見も微妙に食い違っている。とはいえ、当時は証拠が何もなく、真実がわかりませんでした。このようなトラブルが起きた際に、ドラレコで証拠となる映像があれば、社員と会社を確実に守ることができます。

そういうことも考慮すると、会社の信頼と従業員の安全を確保するために、ドラレコの映像は必須と言えますね。

全スタッフがリアルタイムの位置情報を確認し、連携を取り合っている

日報機能以外に活用されている機能があれば教えてください。

誰がいま、どこにいるのかが一目で分かるリアルタイムの位置情報は、社内にいるほとんどの従業員、とくに工場のスタッフはちょこちょこ確認しています。給食の場合、配った後に箱を回収して洗浄する作業があるのですが、回収が遅いと洗浄作業にも遅れが生じ、工場で働くスタッフの退社時間が遅くなってしまいます。ですから、工場に設置したiPadをこまめに見ながら「そろそろ帰ってくるから準備しよう!」とか、「箱を回収して戻ってくる頃だね」とか話していますね。

工場勤務のスタッフにとっても車両の位置情報は重要なのですね。

作業は連動していますので、現在地情報は非常に重要なんです。共通のアプリでみんなが同じ情報を共有しながら、段取りを組むことができますので、作業時間も生産性も大きく変わりました。

運転スコアは活用されていますか?

私は走行履歴をこまめに確認して、急ハンドルや急発進の回数を見ています。

ドライバーごとに運転の傾向を掴むことはできましたか?

昨年末、警察署が実施している運転適性検査を受けてもらい、ドライバー個人の運転傾向が記載された通知表をいただいたんですね。この適正検査は実際に運転データではなく、心理テストに近い内容ですが、実際の運転にどんな影響があるのかがなんとなく見えてくるんです。

この適性検査の結果と、運転スコアを付け合わせて、心理状態と実際の運転状況を確認しました。危険操作が多いドライバーには、顔を合わせたるたびに注意喚起するようにしています。

結果を渡して終わるのではなく、注意を促すことで、ドライバーにも見られているという意識を持って欲しい。すぐに変わるものではないと思っていますので、とにかく言い続けることを大事にしています。

お客様の要望をもとに進化するSmartDrive Fleet

利用開始いただいてからおよそ2年。その間、機能追加を含めSmartDrive Fleetではさまざまアップデートがありました。お役に立てておりますでしょうか?

すみません。新しくアップデートされた機能に対して「これだ!」と思って利用した実績はないのですが、それは、もともとの機能で十分活用できているためです。一点、要望をお伝えできるならば、アルコールチェックや朝礼など、配送業界における始業前のルーティーン、つまり日常点検がアプリで簡単に入力できるようになれば嬉しいですね。

現在はシガーソケット型のデバイスのみを使用していますが、日常点検機能が追加されるのであれば、スマホアプリもダウンロードして、みんなで活用していきたいと考えています。

これからもお客様のご要望・ご意見をもとに機能を強化していますので、日常点検機能の追加が確定しましたら、ぜひともまたヒアリングをさせてください。

もちろんです!今後も期待をしています。

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,300社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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