年間修理費用を半額以下にしたドラレコ運用 -社員を想う心がコスト削減を実現-

年間修理費用を半額以下にしたドラレコ運用 -社員を想う心がコスト削減を実現-
加和太建設株式会社
業種
総合建設業
管理車両台数
170台
社員数
310名
事業内容
土木建築・不動産・施設運営・IT事業

車両を業務利用する上で、交通事故のリスクは切っても切り離せないもの。特に車両同士の衝突では、修理費用などセンシティブな内容であるがゆえに口論などに発展しやすく、不当な支払額を要求されてしまうなど、会社にもドライバーの精神にも負担がかかりやすいです。今回、加和太建設株式会社さまに、ドライブレコーダー(以下、ドラレコ)を用いた事故の対処と大きな事故の削減方法についてお話しいただきました。

インタビュイー:加和太建設株式会社
経営推進部 総務課 課長 井澤 賀奈代さま
経営推進部 総務課 松下 崇人さま 
導入サービス:SmartDrive Fleet (ユピテルドラレコ)

「世界が注目する元気なまちをつくる」をモットーに幅広い分野で活躍

御社の事業内容についてお教えください。

井澤さま(以下、敬称略):弊社は地方ゼネコンとして、「世界が注目する元気なまちをつくる」を実現したいこととして掲げ、土木建築業だけでなく、不動産業、施設運営事業、IT事業も行っています。加えて、LtG Startup Studioという起業家の方のビジネス創出を支援する施設も2021年に開業しました。

総務課では、普段どのような業務をしていらっしゃるのでしょうか?

松下さま(以下、敬称略):主に車両やPC・ネットワーク関係などの管理をしています。事故対応や災害時の防災責任管理なども総務課の役割です。現在5名が所属しており、車両に関しては私がメインで管理をしています。

井澤:弊社には現在170台程の車両がありますが、そのうち約7割は施工管理担当者が現場へ向かう際の移動手段としての車です。残り3割は不動産事業の担当者がお客様を物件にご案内する際や社内の共有車として使用しています。

若手社員の交通事故を削減するため

車両管理システムの導入を検討したきっかけを教えてください。

松下:弊社では社有車の事故がなかなか減らず、長年課題を抱えていました。そんな折、事故削減を目指すために過去の事故データを分析したところ、弊社では30歳以下の若手社員の事故が全体の約8割を占めていることが判明したのです。そこで、まずは若手社員が使用している車両と共有車にドラレコをつけ、安全運転意識を高める施策を実施したいと考えました。

当初は市販のドラレコ導入を考えていたのですが、事故防止について調べていくうちに、継続的な安全運転教育につなげるためにはドラレコを付けるだけではなく、危険運転をしてしまう人の特徴や事故発生の経緯などを把握したほうが良いということがわかってきました。そこで、車両前方と車内が映り、さらに運転の分析も可能な車両管理システム「SmartDrive Fleet」を導入しました。

ドラレコ活用で保険料割引率が15%アップ!修理費も大幅削減

SmartDrive Fleet導入後、どのような効果がありましたか?

井澤:まず、危険運転の件数がかなり減少し、保険料全体にも大きな変化がありました。ドラレコ導入前は保険料の割引率が非常に低くなっていたのですが、今年は約15%も割引率が改善しました。修理金額についても、導入前と比較すると半額以下にまで下がっています。車両が全損するような大きな事故がなくなったことが修理費用の低減に影響したのだと思います。

「ドラレコがついている」という事実が事故抑制に繋がったということですね。

井澤:はい。そこが一番大きいと思います。ドラレコをつけたことで普段から運転を見られている意識がつき、気をつけるようになったことに加え、走行実績を見てくれているという安心感もあるのかもしれません。

事故が起きた際、ドライバーの精神的な負担はとても大きく、客観的に事実を認識するのは若手社員には難しい部分もあります。しかし、ドラレコがあることで「ドライバーが悪いのではない」と証明できるようになりました。

松下:複数台が関連した衝突事故があった際に、ドラレコの動画があったことで、保険会社と警察に弊社側に非がないことを証明することができ、高額な修理費用の請求を免れたという実例もあります。

「交通事故を起こさない環境づくり」に取り組むために

御社で普段実施されている安全運転に対する取り組みについて教えてください。

井澤:新入社員向けの教育には力を入れています。学生時代に普段から車両を運転していたという人もいれば、ほとんど運転経験がない人もいるため、同乗講習を実施するなど、事故を起こさないための環境づくりを計画的に行っています。同乗講習の他にも、研修動画や事故動画の閲覧、適性検査や自動車運転シミュレーターを実施しています。

松下:加えて月に1度、「この時期に起きやすい事故」などに対する対策資料を社内向けにメールで配信しています。その際は、ちょっとした豆知識を盛り込むなどして、少しでも安全運転に興味を持ってもらえるように工夫しています。

今後、安全運転の推進に向けてSmartDrive Fleetを活用していくご予定はありますか?

井澤:そうですね。現在は、具体的にどういった施策が弊社に合っているのかを見極めているので、良い施策があればどんどん実行に移していきたいです。もし他社で行なっている良い施策などがあれば教えていただけますか?

SmartDrive Fleetを導入いただいている企業様からの声として、やはり運転スコアの活用でしょうか。

特に、「スコアが良い・スコアが上がった」という方を「今月のベストドライバー」のような形式で表彰するという施策は、多くの企業様で取り入れられております。

井澤:なるほど。スコアが悪かった人を咎めるのではなく、良かった点にフォーカスするのですね。これは社員のモチベーション向上にもつながりそうです。良いことを聞きました、ありがとうございます。早速来月から実践します!

ぜひ、実施してみてください!本日は、貴重なお話をしていただきありがとうございました。

資料ダウンロードSmartDrive Fleet
導入事例をまとめてご紹介

資料イメージ1資料イメージ1

SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

Page
Top