11月 総務担当者のお仕事と重要ポイント
今年も残り2ヶ月となり、年末年始の行事に合わせた業務が増えるのが11月です。今のうちからスケジュールに余裕を持たせて、一つずつ確実に対応していきましょう。
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総務が担当するおもな11月の慣例行事と年次業務
11月の年次業務
●新入社員の教育
●冬季賞与の計算と手続き
●年末調整の申告書配布を含めた準備
●カレンダーや年賀状、手帳の準備
●冬に向けた暖房機器の点検や整備
●忘年会など年末行事の準備・予約
●労働時間、残業、有給休暇消化の確認
11月の行事
労働時間適正化キャンペーン
職業能力開発促進月間
秋の全国火災予防運動(11月9日〜15日)
全国糖尿病週間(11月13日〜19日)
全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間(11月12日〜18日)
医療安全推進週間(11月20日〜26日)
テレワーク月間
労働時間適正化キャンペーン〜正しい労働時間の把握と適正化
長時間労働やそれに伴う問題を解消するために、2012年から厚生労働省が定めたのが「労働時間訂正化キャンペーン」です。同省の調査では、現在においても週の労働時間が60時間以上の労働者の割合が依然として高い水準で推移している実態が見られていると言います。この長時間労働が心身に負荷をかけ、脳や心臓疾患にかかる労災支給決定件数が増加しているなど、健康障害も多く発生しているようです。このような問題を解消し、従業員が毎日健康で働きやすい環境を整えるためには、労働時間を適正に把握し、適切な対応をとることが重要です。
過重労働による健康障害を防止するには 1 時間外・休日労働の時間を削減する 月45時間を超える時間外労働が可能な場合でも、実際の時間外労働は月45時間以下にするよう努めましょう。また、休日労働も削減できるように調整しましょう。 2 労働者の健康管理に係る措置を徹底する 健康管理体制を整備して健康診断を定期的に行いましょう。また、長時間にわたる時間外・休日労働を行った従業員に対しては、面接指導などを実施しましょう。 |
加えて、11月は内閣官房内閣人事局やデジタル庁、総務省、厚生労働省などをはじめとするテレワーク月間実行委員会が、時間や場所を有効活用できる柔軟な働き方「テレワーク」を推奨しているテレワーク集中取り組み期間でもあります。関係する府省庁やテレワーク実地団体などがイベントやセミナーを開催していますので、新たな働き方を取り入れたい企業は参加してみては。
年末年始に向けて備える〜早めに対応したいお歳暮や冬季賞与などの手続き
お取引先に今年一年の感謝の意をこめてお贈りするお歳暮。関東では12月上旬から31日の間に、関西では12月13日から31日の間にお届けすれば問題ないとされています。しかし、年末はどの企業も業務が立て込むことが多いため、20日頃までにお届けできるように早めに手配をしておきましょう。
また、社内では冬季賞与の支給額を決める準備や年末調整、年始カレンダーと手帳の発注、忘年会や新年会の予約など、年末年始の行事に関する業務が多数発生します。多数の業務に対応するためにも、年末調整は紙の書類から電子化することがおすすめです。電子化することで業務効率の大幅アップが見込めます。その他の事務作業もデジタル化を進め、業務負担の軽減と効率化を進めていきましょう。