総務が担当するおもな10月の慣例行事と年次業務

10月は心身ともに働きやすい環境をつくる時期

厚生労働省が実施している全国労働衛生週間とは、職場の安全整備に加え、労働者の健康確保と健康増進を図り、快適に働ける環境づくりに取り組む週間として1950年から現在に至るまで毎年、実施されているものです。また、改正労働安全衛生法によって、2015年12月1日から施行となったストレスチェック制度は、管理者が労働者のストレス度合いを把握し、労働者本人へストレスの気づきを促すと同時に、働きやすい職場へ都改善したり、労働者のメンタルヘルス不調を防止したりすることを目的としています。

労働者が心身とも健康に、長く業務に従事できるように健康診断と合わせて実施し、より快適な環境づくりに取り組みましょう。

内定者に対し、入社前の準備を整えよう

日本経済団体連合会（経団連）による採用選考に関する指針では、採用選考活動の開始時期として、広報活動が卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、選考活動を卒業・修了年度の6月1日以降と定められています。そして、10月1日は企業から正式に内定が出せる内定解禁日です。時期は企業によって異なりますが、10月に内定式を実施することがほとんどであるため、総務は内定式の準備をしたり、新卒採用者に向けた研修の企画や資料作成をしたりして、事前に万全の準備をしておきましょう。