通知機能をカスタマイズして業務を効率化!-材木物流における車両管理システムの活用事例
- 業種
- -
- 管理車両台数
- 10台
- 事業内容
- 建材、集成材専門業者として、木質建築資材の総合販売
- 地域
- 東京
- 活用目的
- 売上増加
- 利用デバイス
- シガーソケット型
本日は、レガシーマーケットにイノベーションを起こし続けるクレストホールディングスが2019年に買収した、材木卸を営む株式会社 東集様にクラウド車両管理システムの活用事例を伺ってきました。東集様がSmartDrive Fleetを導入した経緯や、自社だけでなく材木物流という大きな視点で、業務を効率化する方法などについて紹介いたします。
材木物流にイノベーションを!
東集様の事業内容についてお伺いできますか?
東集は、昭和31年に奈良県で杉などの名木と呼ばれる木材の販売を行う奈良県の杉垣木材の東京営業所として東京都平野にて創業した会社です。そして、昭和37年に杉垣木材株式会社を別法人として設立、それからは、木材を貼り合わせて作る集成材の卸問屋をしております。
卸先はどういった方なのでしょうか?
木材販売店が卸先となります。皆様が自宅を建てようと思った際に、対面するのは工務店さんや設計事務所の方々になりますが、工務店さんに材木を卸すのが材木店と呼ばれる木材販売店です。我々はこの木材販売店に材木を卸す材木卸という立ち位置になります。
東集様は2019年の9月にクレストホールディングスの子会社となっていますが、この辺りについてお伺いできますか?
東集という会社は、事業継承のタイミニングでクレストホールディングスによって2019年の9月に子会社化されました。私はクレストホールディングスの取締役でもあり、東集の代表取締役という立場です。クレストはレガシーマーケットイノベーションという、デジタル化によって伝統的な市場に革新を起こす事を経営理念としている会社です。分かりやすくいうと、材木卸という斜陽産業を花形産業へ変えていく、ということです。
SmartDrive Fleetを導入した理由と活用事例
木材卸や物流にイノベーションを起こす!とても面白いです。
そこで質問なのですが、なぜクラウド車両管理システム SmartDriveFleetを活用してイノベーションを起こそうと思ったのでしょうか?
卸売業は物流とは切っても切れないポジションですし、「物流クライシス」という言葉もあるように人手不足が深刻で急速に変革しなければなりません。実際にこの業界へ関わるなかで「まだまだ業務効率化の余地はある」と感じました。そして、東集という会社だけ効率化するというよりも、材木物流におけるバリューチェーンを根本から変えていくにはどうすればいいのか?というようなことをずっと考えていたんですね。そんな時に2019年の11月にスマートドライブが開催したMobility Transformationに参加させていただきまして、描いているビジョンやスケール感に共感しまして「イノベーションを起こすなら、この会社と一緒にやりたい!」と思うようになりました。
なるほど。車両管理に関する具体的な課題があったという訳ではなく、一緒に業界を変えていくパートナーとして選んでいただいたのですね。ありがとうございます!
とはいえ、すでにSmartDrive Fleetを活用していると聞いているのですが、どのように活用されているのでしょうか?
材木物流がレガシーな業界というのは先ほどお伝えしましたが、弊社の社員の電話対応の多くは「今、材木はどこにあるのか?」「いつ、到着するのか?」というものです。SmartDrive Fleetを活用すれば、リアルタイムに車両の現在地がわかりますし、ジオフェンス機能を活用すれば、特定の場所に近づけばメールでアラートを飛んでくるので、こういった問い合わせに対してのタイムリーな対応が可能になりました。
また、弊社では「特定の地点に近づいたらメールで管理者に通知が飛ぶ」という機能をカスタマイズして、メール通知をお客様に対しても行うことで、さらに業務の効率化ができないか?ということを考えまして、SmartDrive Fleetの機能を自社でカスタマイズしました。
(東集ウェブサイトより)
クラウド車両管理システム SmartDrive Fleetをカスタマイズしたのですね。詳しくお聞かせください。
SmartDrive Fleetから受け取ったメールを、別のサーバーに自動で保存します。保存しましたら、メールに記載されている文面を抜き出し、配送先リストとマッチングするように検索します。そして、マッチした配送先に対して自動的にメールが送信されるようにします。
荷受け先であるお客様に「そろそろ到着しますよ」と通知を飛ばすことで、事前に荷下ろし場所を確保したり、到着時間に合わせて休憩を取ることができますし、弊社としても受け渡し時間を短縮できます。
これは一例ではありますが、自社だけで効率化するのではなく業界全体で効率化することで、材木物流におけるイノベーションを起こしていきたいと考えています。
とても面白い取り組みですね。正直、驚きました!
業界全体を効率化し、目指すはAmazonのような世界!
最後の質問ですが、今後はどのようなことに取り組んでいくのでしょうか?
今後はSmartDrive Fleetをさらに活用して、配送ルートの最適化にも取り組んでいきたいですし、トラックの荷台の空き状況をトラッキングして同業他社にも空きスペースを貸し出す、ということにも挑戦したいと思っています。
これは最終目標になりますが、バリューチェーン全体で効率化することでAmazonで日用品を購入するのと同じような感覚で材木を購入できるようにできたらいいな、と思ってます。
レガシーな業界は特に、効率化できる余地が沢山ありますので、引き続きスマートドライブさんに協力をいただきながら、一緒に業界へイノベーションを起こしたいと思います。
承知しました。一緒にイノベーションを起こしましょう!
本日はお忙しい中、ありがとうございました!
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導入事例をまとめてご紹介
SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。