地域のお客様にエネルギーを届けて200年!「なんでみんな、このシステム使わないのかな?」と語る理由
- 業種
- 石油・太陽光等のエネルギー販売事業
- 管理車両台数
- 11台
- 事業内容
- 石油製品販売、太陽光機器販売・施工、オイル濾過装置卸売業、 レンタカー・リース事業、損害保険代理業、不動産賃貸業
- 地域
- 東京
- 従業員数
- 16名
- 活用目的
- コスト削減 / 売上増加 / 安全運転強化 / 法令遵守
- 利用デバイス
- シガーソケット型
ガソリンスタンドの運営だけでなく法人向け工業オイル・個人向け灯油などを販売し、エネルギーに携わる様々な商品を展開しているナヤデン様は、地域の皆様に長く愛され続けて、なんと200年以上の歴史を持つ企業です。
代表取締役の栗田様は 「なんでみんな、このシステム使わないのかな?みんな買えばいいのに。本当に便利ですよ」と語るほど、車両管理システムの有用性を感じていただいております。ナヤデン様ではSmartDrive Fleetを活用し、どのような効果が出ているのでしょうか?詳しく聞いてきました。
事業内容について
まず、御社の事業内容についてお伺いできますでしょうか?
弊社は桑名市を中心にエネルギーに携わる商材を200年以上にわたり提供している会社でございます。メインとなる石油系エネルギーは、ガソリンスタンドの運営だけでなく、工場で製品の加工などに使う工業用のオイル、個人向けの灯油・軽油などの販売・配送。他にも太陽光システムの販売や、水のエネルギーを利用するための濾過装置や特殊なシャワーヘッドの代理店をしています。さらにはレンタカー事業なども手がけており、BtoBの法人向け事業とBtoCの個人向け事業を営んでおります。
200年前からエネルギー燃料を扱われていたのですか?
弊社の成り立ちとしては、桑名のお殿様のちょんまげを結うのに使う油を売っていたのが始まりです。昔は灯油もありませんでしたので、火をおこすための菜種油などの植物油を扱っていました。それから、時代の流れで1903年から石油を売るようになり、今では太陽光など生活に必要なエネルギー全般を取り扱うようになった、という流れです。
クラウド車両管理システムを導入した理由
クラウド車両管理システムを導入しようと思った理由や背景を教えていただけますか?
SmartDrive FleetはBtoBとBtoCの両事業で利用しておりますが、まずはBtoC事業の灯油配達について。我々が事業を営んでいる桑名市は人口が14万人しかおらず、隣町のいなべ市も5万人程度。人口の少ないエリアなのですが、高齢化が進んでおり、冬になりますと灯油の配達が多くなってくるのです。私は17年前にナヤデンに入社したのですが、入社当時の配達件数は1日にだいたい20件くらいでしたが、今はそれが3倍程に増加しています。ですので冬は配達先の方々から「いつ持ってきてくれる?」という連絡が頻繁に来ます。弊社は、こうした問い合わせには真摯に対応すべきだと考えていますが、冬場の配送は本当に大忙しで、朝の8時に灯油の配達に出発して、戻ってくるのが夕方ごろ。そのような状況下でドライバーに連絡しようとしても、運転中には繋がらないのはもちろん、配送の合間を縫って電話することすらも難しいのです。
たしかに、1日60件は大変ですね。計画的にエリアを決めて配送しているのでしょうか?
2日前までのご注文をお願いしていまして、エリアごとに配送する曜日を決めております。配送の前日に地図上で配達ルートを決めるのですが、やはり注文を忘れてしまう方も結構いらっしゃるので、配送予定にねじ込むと計画をまた組み直さなければならないんです。
そこで、今どこでタンクローリーが走っているのかを把握し、お客様に伝えることができたなら、ちょっとでも安心してもらえるかな、と考えるようになりまして、インターネットで車両管理システムを探し始めました。
なるほど。BtoB事業でも同じような課題があったのでしょうか。
そうですね。BtoB配送の場合は、多くの配送先である工場は山の中にあり、しかも場所が各地に点々と広がっています。愛知・岐阜・三重で燃料の配達をしておりますので、たとえば岐阜を走っている時に愛知のお客様から「ちょっと寄って欲しい・納品してほしい」と言われても、トラックが今どこを走っているのか、いつ倉庫に戻ってくるのか、という情報を電話でやりとりするのは安全上よくないですし、到着時間を読むことができません。なので、社内で情報を円滑に共有してお客様に伝達するのに役立てたいという意味では、灯油の配達と同じような課題を持っていました。
導入前に感じていた不安と決め手
弊社のサービスはインターネットで「車両管理」などのキーワードで検索されたのですか?
最初はデジタコで検索していたと記憶していますが、そこから色々と調べいくうちにSmartDrive Fleetのウェブサイトを拝見しまして、非常に手軽そうで凄くいいなと感じました。ただ、これまでこういったシステムを導入したことはありませんでしたし、運送会社ではない弊社が車両管理システム使うのはおかしいかも?など、色々な不安がありました。
そこで、運送会社をやっている友人に相談したところ「停車している場所も分かるし、ブレーキの具合や、燃費なんかもわかるから、デジタコの方がいいよ」と他社のシステムを勧められました。ただ弊社としては、お客様にドライバーの現在地をお伝えすることが主たる目的でしたので、そこまでの機能はいらないと。また、その友人に利用しているシステムの画面を見せてもらったのですが、見にくいというか、理解しにくかったですし、弊社には必要のない機能が沢山ありました。
そうした不安が解消された理由について教えてください。
やはり、手軽さですね。シガーソケットに挿すだけで車両の運行状況が可視化できますし、インストールが不要で特定のパソコンでなくても、インターネットに繋げるだけで利用できるという点がよかったです。他にも、管理画面のデザインが可愛いというか、ちょうど素人でも使いやすいようになっていたのも好感がもてました。
他社製品も比較検討したんですが、使いやすいデザインや、シガーソケットに挿すだけすぐに利用できる点がポイントとなってSmartDrive Fleetを導入することにしました。
シンプルに機能がわかりやすいのがよかったと。
そうですね、非常にわかりやすいです。
初めての車両管理システムに対する現場の反応
SmartDriveデバイスが届いてから設置するまではスムーズでしたか?
めちゃくちゃスムーズでした。
それは安心しました。ドライバーの方から「監視されるのは嫌だ」といった声などはありませんでしたか…?
それはないですよ、みんな楽しんでやっています。つい最近のことですが、65才のドライバーから「私はたくさんアラートがくるのに、他の運転手は2回しかこない。設定がおかしくないか?」と連絡がきたので、「それは、運転が下手やからや!」という話をしました(笑)。
ドライバーの方自身もSmartDrive Fleetを見ていらっしゃるんですね。
そうですね。ドライバーは基本的にスマホのアプリを活用しています。自分自身の運転状況がすぐに可視化されますので、自主的に気を引き締めてくれるようです。やはり、行動を変えていくにはタイムリーなフィードバックが1番いいですね。
リアルタイムの位置把握を活用し、営業効率アップへ
車両の位置情報がリアルタイムに把握できるようになったことで、どのような変化がございましたか?
法人向けでの変化で言いますと、我々は毎日様々なところに燃料を配送しているのですが、1番遠いところだと100km先だったりしますし、先ほど申し上げたように配送先が点々としています。配送範囲が広いため前日注文をお願いしているのですが、実際には突然連絡がきて「どうしても、今日中に届けて欲しい」とオーダーが入ることがあります。
すでに配送計画に沿ってドライバーは各工場へ配達をしている最中に、突発的な追加オーダーが入ったとしても、走行している車両の現在位置が分かりますから、「xx様にも配達してほしい」と、近くを走行しているドライバーに依頼を出すことができる。こうして、急なオーダーに対して応用が効くようになりました。
灯油配送においては、お客様に何時頃に到着するのかをはっきりお伝えできるようになったので、安心感というか、より信頼していただけるようになったなと思っています。
なるほど。それは確かに大きい効果ですね。
「なんでみんな、このシステム使わないのかな?」って思います。みんな買えばいいのに。本当に便利ですよ。
そう言って頂けると嬉しいです。ありがとうございます!
”全員ゴールド免許”を目指す、安全運転の取り組み
次に安全運転について伺わせてください。弊社のカスタマーサクセスから、SmartDrive Fleetの導入によって安全運転に関する取組みに変化があったと伺いました。
もともと安全運転への取組みとして、配送部という部署にて『今月発生したヒヤリハット』『桑名市の事故情報』などを部内共有し、「こういうことに気をつけていこうね」と、机上のミーティングを行っていました。しかし、ドライバーがどのような運転をしているのかといった実態の把握はできていませんでした。
SmartDrive Fleetでは運転がスコア化されて、危険操作があれば通知メールがドライバーにも届きますね。それにより、自主的に安全運転を心がけてもらえるようになりました。特にタンクローリーは液体を後ろに積んでいますので、急ブレーキなどで結構揺れるんです。それに灯油などの燃料は爆発する可能性のある危険物ですので、ドライバーさん本人の命を守るという意味でも、安全運転の度合いを本人に理解してもらうことが重要です。
SmartDrive Fleetは運転スコアが数値で分かりやすく表示されますので、現在は部門内でのヒヤリハット共有だけではなく、ドライバーそれぞれのスコアがどうだったかという話も合わせて共有するようになりました。
個人で振り返ることも重要ですが、「自分はここでヒヤリハットがあった」「この道は気をつけよう」といった、現場で感じた話をしっかりと共有することが重要だと考えています。
安全運転を促進する新たな企画も立てられているとか。
はい、実は『全社員がゴールド免許を取ったら、特別報奨金を全社員に出す』という企画をやっております。SmartDrive Fleetはドライバー個人の運転技術を透明化してわかりやすく評価できますので、この活動を進めていくために、全員で安全運転の目標を持とうということで始めました。もともと弊社は健康経営にも積極的に取り組んでいますので、その延長のような形です。
ありがとうございます。実際の効果としてはいかがでしょうか?
急ブレーキの回数が導入当初より大きく減っており、定量的効果として現れています。
山道を運転することが多いのでデコボコ道も多く、急操作がそもそも発生しやすいのですが、「そのせいで運転スコアが下がるのは嫌だ」と、急操作が発生する箇所をみんなで把握し共有し合うようになりました。「このカーブは急ブレーキが発生しやすい」というデータが取れ、把握しやすいのは非常にありがたいです。
地域住民の生活を支えるインフラ企業として
お話を伺っていて、ナヤデン様は地域住民の方々の生活を支えるインフラに近いものなのではないかと感じました。その中で、御社が大事されていることがあれば教えてください。
本当におっしゃる通りで、実際にお客様から「寒くて凍死するから早く持ってきて欲しい」と言われたこともあります。我々は事業を通して、お客様の命や生活を支えるため頑張っていますが、やはり地域の方に支えられて今があると思っています。
これからも地域住民の皆様に対して、生活に必要なエネルギーに関わる身近な商材を提案して喜んでいただきたいと思っています。我々は会社の拡大を目指すのではなく、次の100年も、引き続きこの桑名地域で求められる企業であり続けたいのです。
粋なお話しですね。本日はありがとうございました!
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導入事例をまとめてご紹介
SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。