車両管理システム導入によって生まれた2つのメリット~管理リスク低減と安全運転~

車両管理システム導入によって生まれた2つのメリット~管理リスク低減と安全運転~
株式会社マイクロエレベーター
業種
製造・メンテナンス業
管理車両台数
27台
社員数
49名(2021年8月現在)
事業内容
エレベーター事業、介護サービス事業

安全運転する人を増やし、誰もが安心安全に暮らせる社会を実現したい。そんな思いで毎年春と秋に開催している「SmartDrive Fleet 全国安全運転イベント」。
2022年度春に開催した同イベントにおいて、上位に入賞したドライバーさま、そして企業さまは、普段から安全運転の実現に向けてどのような工夫をされているのでしょうか。本インタビューでは、管理者としての活用方法とともに、ドライバーとして安全運転をどのように実践していくのかというポイントを、教えていただきました。

インタビュイー:
株式会社マイクロエレベーター https://www.micro-ev.jp/
エレベータ事業部 業務推進グループ 永冨 泰宏様
エレベータ事業部 MSグループ 係長 松井 章雄様

導入サービス:SmartDrive Fleetシガーソケット型デバイス27台 

決め手になったのは操作性とリアルタイム機能

マイクロエレベーターさまの事業内容について簡単にご紹介いただけますでしょうか。

永富様(以下、敬称略):マイクロエレベーターは主に二つの事業を展開しています。一つは各種エレベーター、小荷物専用昇降機、階段昇降機、段差解消機など昇降機の販売から据付、修理、保守といったエレベータ事業です。もう一つは特定福祉用具などの販売、貸与など、介護サービス事業となります。

車両は、各種製品の点検や故障対応に使用しています。一人一台を割り当てており、その他にも予備車両が2台ほどと、工事に使用するトラックを共有車として保有しています。

SmartDrive Fleetを導入されたきっかけを教えてください。

永富:もともと、車検の時期や点検状況など、車両に関する情報をエクセルで管理していたのですが、直前になって期日に気づくことが何度か発生していました。弊社は全車両自社保有ですので、自分たちで管理を行う必要があるのですが、そこに抜け漏れのリスクが常に存在していたのです。また、運転日報についてもデータとして記録が残せていなくて…。運転日報の記録は義務化されていますし、もう少し高度かつ効率的に管理できる方法はないかと、車両管理に関するツールを探していたところでした。

スマートドライブのことはどのようにお知りになったのでしょうか?

永富:弊社の顧問がITツールに詳しいので相談したところ、他社と比較したうえで『SmartDrive Fleetが良い』と薦めてくれたのです。決め手になったのは誰もが簡単に使えそうだったことと、リアルタイム機能。この2点に加え、車両管理と運行管理がどちらも行える点にメリットを感じ、車両管理システム「SmartDrive Fleet」を導入しました。現在は保有車両全台に取り付けております。

管理画面の確認が習慣化。車検も事前に把握できるように

メインで利用されている機能を教えてください。

永富:動産管理とリアルタイムの機能です。リアルタイム機能は、お客様から故障の連絡をいただいたときに、担当者の現在位置を即座に確認するのに非常に役立っています。弊社はエリア別に担当を置いているのですが、担当エリアであっても、現在位置から遠い場所にいると、即座の訪問が難しい場合があります。これまではその都度チームリーダーに「誰に向かってもらうか」を相談していましたが、SmartDrive Fleetがあれば、今、どこに誰がいるのかが一目でわかりますよね。つまり、事務所にいるスタッフがお客様先から一番近い担当者をアサインして対応するという運用に変更することができたのです。

管理者視点では、リマインダー機能も重宝しています。たとえば車検。管理画面に車検時期が表示されますし、期日近くになるとアラート通知が届くように設定できるので、期日を守り、漏れ無く車検に出すことができます。もちろん、ディーラーさんからも通知書が届くのですが、やや早めに送られてくることもあり、実はけっこう見落としがちになるんです。

御社ではリマインダーはどれくらいの時期で設定されているのですか?

永富:期限の1週間前に設定していますが、毎日管理画面を見る習慣が根付いているので、リマインドメールで気付くというよりも、「そろそろ期限が来るな」というのを管理画面上で都度把握しています。

管理画面を見る習慣があることで、管理リスクの低減に繋がっているのですね。

自分に優しい運転は環境にも人にも優しい

ここからは4月に実施した全国安全運転イベントについてお話を伺います。ドライバーの松井様は1,500名強もの参加者がいるなか、ドライバー賞で上位入賞という結果を獲得されました。

松井様は普段どのような業務で車両を利用されているのでしょうか。

松井様(以下、敬称略):メイン業務は一般家庭に取り付けてある昇降機や学校にある給食を運ぶエレベータの点検です。他にも、先ほども永富から申し上げましたように、故障やトラブルが発生した際はお客様先へ直接伺い、対応しています。

普段から、安全運転のために気をつけていることはございますか。

松井:もともと私は車酔いしやすい体質でして…。横にGがかかったり、急発進・急ブレーキを繰り返したりするなど、大きな揺れが生じる運転が苦手なんです。ですので常々、自分で運転をする際は急な操作を行わないよう心がけてきました。

SmartDrive Fleetを導入してから、自分の中で進歩したことが一つあります。

どうすればスコアを上げることができるのかを考えるべく、診断結果の振り返りをしている中で、「そういえば、今までは2、3個先の信号を意識していなかったな」と気づいたのです。

これまでも急操作には気をつけていましたが、目の前にある情報しか見ていなかったため、結果的に交差点ギリギリで急ブレーキを踏んでしまうことが何度もありました。

意識をするようになってからは、危険を回避すべき時にも少し余裕を持った運転ができるようになったと思います。

安全運転になるための具体的なコツ

具体的に、どの様に運転を変えられたのでしょうか?

松井:例えば、発進時はアクセルを踏みますが、流れに乗ったらアクセルを踏み続けるのではなく惰性で走る。周りの流れに合わせていつでもゆったりブレーキを効かせられるよう、アクセルに足を置くのではなくブレーキの上に置く、などですね。そうすると、信号が急に変わった時も、「これは行くべきか、止まるべきか」という判断をする時間ができる、つまり余裕を持って運転ができるということです。

ご自身の運転の癖はイベント参加前に気づかれたのでしょうか?

松井:そうですね。SmartDrive Fleet導入後から、運転診断の結果に日々目を通していましたので、そこで、具体的にどこで減点されているのだろうと気にかけたことがきっかけです。

運転を意識するようになって、スコアが上がったという実感はありますか。

松井:3月の平均点が87点でしたので、確実に点数は上がっていると思います。急ブレーキを踏んだ時は強く意識に残りますが、それが格段と減りました。それが一番大きな成果かもしれません。

安全運転を広げていくために必要なこと

今後、安全運転を目指していきたいと思っている企業やドライバーの方が、「まず気を付けるべきこと」は何だと思われますか?

危険運転が起きるのは、急ハンドルとブレーキ動作が大きな要因ではないかと思います。東京は路上駐車が多いですが、直前で急にハンドルを切って避けるのではなく、確認できたら、スピードを一定して徐々に避けながら走行することもできますよね。とにかく柔らかく、余裕を持った運転を心がけることが重要ではないでしょうか。

普段からドライバーさん同士でスコアや安全運転についてシェアしたり、話したりもされているのでしょうか?

松井:はい。同じチーム内のメンバーとは『今日、忙しくて急いでいたみたいだから点数が低そうだね』など会話しますね。そうやって声を掛け合うことで、互いの意識が変わっていく気がします。

ドライバー同士、互いに声を掛け合うこと、そして二つ、三つ先にある信号や周りの情報を読み込み、余裕を持った運転をすること。この二つが松井様の言う安全運転のポイントなのですね。本日はありがとうございました!

筆者紹介

株式会社スマートドライブ
編集部

株式会社スマートドライブ編集部です。安全運転・車両管理・法令遵守についてわかりやすく解説します。株式会社スマートドライブは、2013年の創業以来、「移動の進化を後押しする」をコーポレートビジョンに掲げ、移動にまつわるモビリティサービスを提供しています。SmartDrive Fleetは、1,300社以上への導入実績があり、車両に関わる業務の改善や安全運転の推進などに役立てられています。また、東京証券取引所グロース市場に上場しています。 SmartDrive Fleetは情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度「ISMS認証(ISO/IEC 27001:2013)」を取得しています。

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導入事例をまとめてご紹介

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SmartDrive Fleet を使って業務効率化や労務管理、
安全運転推進などを実現している成功事例をご紹介します。

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