GPSとは?車両管理や運行管理で欠かせないGPSについて詳しく解説
そもそもGPSとは?
グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System/全地球測位システム)の略称で、地球上での現在位置を測定するたのシステムのことを指します。
本来GPSとはアメリカ合衆国によって運営されている衛星サービスのみを指す言葉で、衛星測位システムの総称はGNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)ですが、日本では一般的に、位置情報測位のためのシステム全般を表現する際に、GPSという言葉が使われている場合が多いのです。
その仕組は、4基以上のGPS衛星から位置(軌道)と時間を信号として発信し、受信側(サービス利用者)までの距離と時間から位置を計算し、特定するというものです。
スマートフォンやカーナビ、通信機能の付いたドライブレコーダー等にはGPS衛星からの信号を受信するためのアンテナが備え付けられており、リアルタイムな位置情報を特定し、追跡することができます。スマートフォンにはGoogleマップやPokemon GOなどといったGSPで取得できる位置情報を利用したのアプリが多数あり、スマートフォンで位置情報の取得設定をオンにすることで、様々なメリットを享受できます。
最近は小型のGPSトラッカー等、GPS受信用のアンテナを搭載したIoT機器も多数存在しており、広く浸透したシステムであると言えます。
法人でのGPS活用方法
GPSは現在位置を観測するためのシステムですので、法人で使用する場合は従業員や会社資産の現在位置を把握し、追跡するために活用されます。
車両管理システムはその代表例です。車両の位置情報を把握することで「正しいルートを走っているのか?」「ちゃんと予定地に到着したのか?」「サボっていないか?」といったことをチェックすることができます。また、GPS情報を蓄積していくことで、自動で走行時間を計測したり、走行ルートや、走行距離を管理することができます。
ドライバーの方の中には、GPSと聞くと「監視される」と思う方もいるかもしれません。確かに監視を目的とした製品も世の中には存在しますが、多くの企業で導入されている車両管理システムは、実はドライバーにとってもメリットのあるものなのです。
ドライバーにとってのGSPのメリット
不要不急な電話の削減
管理者がリアルタイムな位置情報が分かるということは、運転中に「今どこにいますか?」といった不要な電話を取る必要が無くなるということです。
2019年12月に道路交通法が改正され、いわゆる「ながら運転」に対する罰則が強化されました。ながら運転とは、スマートフォンやカーナビなどの画面を注視したり、携帯電話で通話をしながら運転することですが、会社のためにしたはずの電話対応が実は法令違反だった、では元も子もありません。管理者側も確認電話の往復が無くなることで、双方にとって業務の効率化を図ることができるのです。
安全運転の意識向上
事故は起きないに越したことはありません。全日本トラック協会が発表した「平成26年度ドライブレコーダの導入効果に関する調査報告書」によると、約7割の事業者が「運転者の安全意識が高まった(危険運転減少)」と回答しています。「見られている」ことを意識することで安全運転に繋がるといった効果があると言われています。また、GPSで取得した運転の履歴や運転挙動をスマートフォンのアプリ等で振り返ることも、安全運転の意識向上には非常に有効です。
日報作成等の業務時間の短縮
車両管理システムを導入している企業の多くが、GPS軌跡を利用することで手書き日報の削減に成功しています。自動で取得されるGPSのデータは、手書きではどうしても発生してしまう記入漏れや記入忘れといったことが起きません。また管理者としても、日報の集計といった事務作業を大幅に削減できるといったメリットがあります。
GPS情報を計測する車載デバイス例
SmartDriveデバイス
車両のシガーソケットを利用した車載デバイスです。SmartDriveデバイスを装着していると、GPSによるリアルタイムな位置情報の追跡以外にも、ドライバー運転操作に対しどのように重力が掛かっているかを計測し、グラフィック化することができます。(※「G-Force」は、スマートドライブが特許取得済みの技術です)
https://smartdrive-fleet.jp/device
ドライブレコーダー
ドライブレコーダーのメリットは位置情報に加え、急な運転操作があった際の映像データを確認できる点です。GPS情報だけではなく映像が記録されることにより、もしもの事故の際に企業のリスクを回避できる可能性があります。
https://smartdrive-fleet.jp/product/recorder
GPSを利用した車両管理の活用事例
リアルタイム追跡
医療法人社団 杏月会 伊勢原駅前クリニック
限られたリソースの中で訪問件数を最大化する車両管理とは?訪問診療における活用事例。
https://smartdrive-fleet.jp/case/isehara-clinic
株式会社クイック社
ドライバーの現在位置が一目瞭然!車両管理システムをもとに 配車効率改善・件数アップで売上拡大を目指す取り組み
https://smartdrive-fleet.jp/case/quick
安全運転促進
株式会社クラフティ
「事故は起きるもの」からのスタート。車両管理サービスを活用して取り組む安全運転への意識改善。
https://smartdrive-fleet.jp/case/crafty
有限会社One up
シガーソケットにさすだけで簡単に車両管理システムを導入! 勘と経験に頼らず営業活動の効率化・安全運転の促進を実現。
https://smartdrive-fleet.jp/case/oneup
業務効率化
株式会社ベルテックス
売上昨対比10%アップ、事故数ゼロ!業務効率化だけではない、車両管理システムの活用方法とは?!
https://smartdrive-fleet.jp/case/vertex
株式会社フーディソン
安全運転管理者設置に伴い車両管理システムの導入を決断。 運行日報の自動化による管理者・ドライバーの業務工数削減を実現!
https://smartdrive-fleet.jp/case/foodison