営業日報
営業担当者がその日の業務内容と成果を記入し、本人及び上司が内容の振り返りを行うためのもので、決められたフォーマット等はなく、その企業独自の様式で作成されているものも少なくない。しかしながら、記入する内容はほぼ型が決まっており、「起票者名」「業務日時・時間」「訪問先」「内容」等、訪問先ごとに報告する内容をまとめたものが一般的である。
なお、車両をつかって営業活動を行う企業の場合は、保有する業務用車両が一定数(乗車定員が11人以上の自動車を1台、もしくはそれに満たない自動車を5 台)以上であれば、道路交通法施行規則により運転日報の作成が必要となる。 そのため、営業日報内に、運転日報として記録する必要がある項目を追加で記入する場合が一般的である。
※一般貨物車運送事業者の場合、運転者ごとの乗務内容の記載が別途義務付けられている。詳細は「運転日報(一般貨物車運送事業者向け)」にて。
一般貨物車運送事業者以外で、運転日報として記録が必要な項目は、「運転者名」「走行距離・経路」「運転の開始及び終了日時」「その他運転状況を把握するための追記事項」であり、こちらも決められたフォーマットはない。
営業日報はそれ自体を書くことが目的ではなく、蓄積された内容を共有したりデータとして分析することでその効果を発揮するという考え方から、近年ではクラウドを利用した日報管理ツールやSFA(営業支援システム)、 車両を使う企業の場合は、走行データを自動で記録する車両管理システムを使用して、日報の自動化や効率化を行う企業も多く見られる。