飲酒運転ゼロ、事故ゼロの未来を目指して〜パイ・アールとスマートドライブのパートナーシップ〜

飲酒運転ゼロ、事故ゼロの未来を目指して〜パイ・アールとスマートドライブのパートナーシップ〜
株式会社パイ・アール
業種
スマートフォンアプリ ソフトウェア/パッケージベンダー
社員数
82名(2023/11 現在)
事業内容
法人向けクラウドサービス、システム開発・提供

スマートフォンやタブレットを利用することによって、車両やドライバーの情報を一元管理し、物流、交通社会に日々貢献する株式会社パイ・アール。特にアルキラーシリーズは企業規模や業界問わず多くの企業様に導入されており、高い継続率を誇ります。パイ・アール社がスマートドライブと連携を強化する一環で、パートナーシップを推進したきっかけと連携による効果について伺いました。

インタビュイー:
株式会社パイ・アール セールスマーケティング部 チームリーダー 原田 麻由さま
株式会社パイ・アール セールスマーケティング部 浦 真実さま

提携パートナーシップ:紹介パートナー

交通社会に貢献するために製販一体で取り組む

アルコール検知器の最大手という印象が強いですが、改めて事業内容を教えてください。

浦様(以下、敬称略):弊社は2008年に創業しました。大阪に本社を構えており、東京にも支店がある会社です。主に、法人向けクラウドサービスやシステムの開発と運営を行っています。交通社会に貢献するために「もっと簡単に」「もっと効率的に」という「もっと」を実現する独自のアプリ開発を強みとしています。

具体的には、ドライバーの安全管理、点検、動態管理、管理者側の業務などをサポートするソリューションサービスを開発、提供しています。特に開発は、自社で100%行っていることが大きな特徴です。直近の主要なサービスは、「アルキラーNEX」というクラウド型アルコールチェックサービスになります。

原田様(以下、敬称略):二つの拠点に20名弱の営業社員がおり、全国のお客様とやり取りをしています。製販一体で安全、エコ、効率の3つの観点で社会に貢献するべく取り組んでいます。

元々は運送や物流など、いわゆる緑ナンバー車両を持つ企業様への支援が中心でしたが、アルコールチェック義務化の影響で、近年は白ナンバー車両を持つ企業様への提案も増えています。

パートナーシップのきっかけは「お客様の声」

貴社からスマートドライブにお声がけいただいたと聞いています。どのようなきっかけだったのですか。

浦:きっかけはお客様からの相談です。2022年10月から当面の間、アルコール検知器の使用義務化が延期になりました。当初は、アルコールチェックのクラウド管理に関する要望がとても多く、弊社のアルキラーシリーズでも十分に対応できました。

しかしながら、徐々にお客様のニーズが多様化してきました。具体的には、運転日報など走行データもクラウドで記録管理したいという内容でした。そういったご要望を持つお客様から、「SmartDrive Fleetを検討しているが、連携はできないのか?」という相談が増えてきたのです。社内外で複数の要望が寄せられたため、お声がけいたしました。

外部環境の変化に対応するため、迅速に連携を推進

連携を進めていく中で苦労したことはあったのでしょうか。

浦:実は、まったくありませんでした。原田とも話したのですが、御社がリードして連携を進めてくださったため、ほとんど苦労することがありませんでした。

原田:特に、連携第一弾としてアルキラーNEXとSmartDrive FleetをAPI連携する際はとても助かりました。双方開発会社ということもあり、協力して進めることができたので、非常に早いスケジュールでプレスリリースを出すことができました。

お声がけいただいてから2ヶ月弱で連携がスタートした記憶があります。

原田:アルコール検知器の使用義務化が開始した12月1日より前に連携を開始できたことは、とてもありがたかったです。

要望を出すお客様はすぐに解決したいため、求められているスピード感で対応することに苦労することがあります。そういった状況でリードしてもらえたことは、とても頼もしさを感じました。

浦:連携周知の面でも助けていただきました。プレスリリースを活用してメルマガで連携のお知らせをスムーズに出すことができました。我々はセールスマーケティング部の所属になります。したがって、セールスもマーケティングも全て推進しなくてはなりません。セールスが中心になり、どうしてもマーケティングに割く時間を取りづらいことが悩みでした。

そういった時にもリードして進めてもらったため、お客様からの反響も大きかったです。スマートドライブはマーケティングやPRに強みを持つため、助かっています。

強みが明確になりお客様の検討スピードがアップ

実際に連携を始めてからの取り組みやお客様からの反響はどうですか。

浦:「SmartDrive Fleetを既に利用している」というお客様の問い合わせが増えました。また、「連携する話を聞いたので検討を進めたい」というお話も増えました。商談が進めやすくなったとも感じています。

早速、連携活用の第一号も生まれました。とある上場企業様で、既にSmartDrive Fleetをご利用いただいていたため、大きな支障もなく、とんとん拍子で導入が決まりました。現在も連携に関する最新情報をお伝えするたびに、大変好評いただいております。

また、私が提案していた車両を100台以上ご活用しているお客様にも、導入いただくことになりました。当初は弊社の提案に対して費用面で懸念をお持ちで、私もどうやってお客様と一緒に進めていこうかと手立てに悩んでいました。しかし、連携を発表するとお客様の方から話を聞いたとご連絡いただき、お話を前に進めることができました。

SmartDrive Fleetには、アルキラーNEXにはない機能もあり、安全運転管理者業務の負担を網羅的に軽減するサービスとして提案することができます。提案の幅が広がり、コンプライアンス強化や従業員の健康や安全を適切に守りたいという企業様には、選んでいただけていると実感しています。

弊社が掲げる社会的使命の一つは酒気帯び運転を撲滅し、従業員を守ることです。そのために、アルコールチェックのサービスを提供するだけではなく、飲酒運転に対する意識を高めて、会社と従業員の両方に役立つシステムを提供したいと考えています。

そういった考えをわかっていただけるお客様は、網羅的かつ効率的にクラウドで管理したいという場合が多いです。そのため、アルキラーNEXとSmartDrive Fleetの連携が強みとなって、ご導入いただけていると感じます。

製販一体で連携を強化し、飲酒運転・交通事故ゼロへ

今後さらにパートナーシップを強めていく上で考えていることや要望などを教えてください。

浦:大きく2つあります。一つ目は、セールス・マーケティング面でのさらなる連携強化です。具体的には、勉強会など製品理解の機会を増やしたいです。実際のところ細かい製品情報は分かっていない部分があります。既に進めている情報共有の話はありますが、実現してさらに理解を深めたいです。

その後は、展示会やWebセミナー、広告といったマーケティング施策の面でも連携していくことで、認知拡大に繋げていきたいと考えています。

二つ目は、双方のシステム強化です。お客様から、アルコールチェックのし忘れや確認漏れに関する悩みを多くいただきます。この点はまだまだ強化が必要と感じるため、連携を強めたいと感じています。

パイ・アールとスマートドライブは、システム開発から製品販売まで、一気通貫でできる点が共通しています。そのため、プロダクト強化に関してもさらに連携を進めることで、スピード感を持って取り組んでいきたいです。そういった取り組みが進むことで、より一層お客様のニーズを汲み取っていき、飲酒運転ゼロ、交通事故ゼロの未来を目指していきたいと考えています。

これからもお客様の声に一緒に耳を傾けて、より良いパートナーシップを進めていきましょう!ありがとうございました。

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